東京2020オリンピックが終わり、BMXでの挑戦に区切りを付けて、パリ2024オリンピックにはトラック競技で出場を目指している長迫吉拓選手。そのコラム「YOSHI’s Voice」の第3弾です。

前回の記事はこちらからご覧ください▼

【YOSHI’s Voice】WCCとは?海外生活で得た気づきなど

トラックでは2回目のアジア選手権

2018年のマレーシア大会に次ぐ、2回目となるトラック競技のアジア選手権大会に出場してきました。

BMXレーシングではジュニアで1回、アジア大会1回、アジア選手権2回と、アジアで出場した全レースを優勝していました。アジアナンバー1の称号は絶対に譲れない、大事な大会です。

突然ですが、僕はアジアで行われる大会が好きです。

日本生まれですが、ヨーロッパを拠点に活動していた僕は、アジアの景色がとても新鮮に目に映ります。

今回の舞台となったインド・ニューデリーでは、現地の文化を自分の目で見ることによって、自分がどれだけ恵まれているのかを再確認できました。貧富の差が激しいので道端で生活している人も多く、その光景は正にカルチャーショックでした。

アジア圏内で行われる大会は、食事や水など衛生面においても、日本人は特に体調を崩しやすいです。

シャワーで浴びる水以外は極力ペットボトルの新品の水を使用するように気を付けていました。自分では環境適応能力が高いと思っている僕でも、念のために日本から食料を少し持っていきました。

6月15日に羽田から出発し、約8時間の飛行機でインドに到着。そこから大量の荷物を各選手で手分けしながら移動のバスまで運びだす。飛行機内のアナウンスでは外気温“41度”と聞いてビックリ!バスに移動するまでに結構な汗をかきました。

Googleマップではホテルまで1時間ちょっとのはずでしたが、インドの名物渋滞で約2時間かかってようやくホテルに到着しました。

初日の晩御飯では、嬉しいことに食事の不安が解消されたんです。現地のカレーとナンがすごく美味しくて、問題なく食事を摂ることができました。でも念のため火が通った料理しか手をつけず、生野菜は控える対応をしました。

大会までの調整期間

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