海外経験・ハプニング経験豊富です

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チームパシュートでオリンピックを目指す

Q:オリンピック出場を狙っている種目は何でしょう?

チームパシュートです。チームとしても、個人としても、これが一番良いと思っています。チームパシュートではおそらく3走か4走になるのですが、1走2走があげてくれたペースを、安定して回していくのが僕の役割です。

Q:いかにもロードの人が得意な役割、ということですね。

そうですね。僕は「バンっと上がって、それを維持する」のが得意です。下からズンズンズンと上げるよりは、最初にドンっと力を出して、キープする感じ。

Q:逆に苦手なことは?

そんなにない……ですかね。すごく長い登りが苦手なくらいです。あとロードでのスプリントは感覚が分かりますが、トラックの(中長距離種目内での)スプリントはよくわからない部分があります。これは経験が足りてないだけかもなんですけど。

Q:パリまではトラック、のつもりなんですよね。それ以降は?

パリまでもトラックをやりつつ、ロードもやりたいと思っています。パリ以降はオリンピックに限らず、ロードでもう1回ヨーロッパに行けたらなと思っています。

これからも、世界を目指して走り続ける

松田祥位, 男子個人パシュート, 2021全日本トラック

Q:ブリヂストンに加入、ナショナルチームに加入したことで変化はありましたか?

環境が岐阜から静岡に変わったくらいですね。「ナショナルチームに入った」ということで環境が変わりはしましたが、より「オリンピックを目指す」という気持ちが確固たるものになったと思います。

Q:松田選手が自転車をやっていく中で大事にしていることというか、「自転車人生における自分の軸」みたいなものって、なんなんでしょう?

僕はこれからも、世界を目指して走りたいと思っています。なので「世界との差を埋めたい」、「世界に近づきたい」という部分かなと思います。ロード、トラック問わずですけれど、ぶっちゃけるとロードの方が強いかな……(笑)

Q:ではこの先1年の目標を教えてください。

個人パシュートで4分15秒を切ること。あわよくば日本記録を狙いたいです。

Q:長期的な目標を教えてください。

競技をやっているからには、日本の自転車界を動かす歯車であり続けたいと思います。目標は……「自分の目標を曲げないこと」が目標かな。そうなるとやっぱり、世界に近づくこと、世界に通用するプレイヤーになること、という回答になるかなと思います。