「勝手に大学を辞めた」ボート時代の苦悩

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気づけば「日本代表」に

Q:最初の話に戻りますが、確かに多動なところがありますね。

ボートの頃も心拍数が上がらないようにと思っていたはずなのに、「体動かすの好きじゃん、自分!」と改めて気づきましたね。

Q:一筋縄で行かない道でここまで来ましたね。

気づけば日本代表に……(笑)

周りの方のサポートが本当に大きくて、楽しんでやっているうちに、気づけばこんなところに居させてもらっています。感謝しかないです。

Q:好きなこと、やりたいことができたら一直線に行ってしまうタイプなのかな、という印象を受けました。

その通りだと思います。周りが見えなくなっちゃうし、複数のことに手を出していたくないんです。

ナショナルの練習

Q:ナショナルの練習に参加してみてどうですか?

この数ヶ月ナショナルチームで活動させてもらって、コーチなどから色々ご教授いただく中で、「世界と自分の差」を強く実感してきました。

実際国際大会で走ったことはまだないわけで、いざ走ったら自分がどう感じるかということを、日々意識しながら練習しています。今は瞬発力を鍛えるトレーニングがメインです。

Q:伊豆の暮らしはどうですか?

最近慣れてきました。めちゃめちゃ住みやすい場所だなと感じています。岡山で生まれ育ちましたが、(岡山の)自分の住んでいたあたりと比べると、今の伊豆の方が田舎ですね。でも田舎の方が心地よいタイプなので、暮らしやすいです。

いつかは「世界一」のタイトルを

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Q:これからどういう姿をファンの方に見ていただきたいですか?

自転車に対してストイックに向き合うようにしています。自分自身を追い込むことが好きなので、それをお客様に見ていただけたらと思います。「自分自身に厳しい」ということが走りで伝わるようなレースをしたいです。

自転車に本気で向き合っている、ということをファンの方に知っていただきたいし、ボート時代にお世話になった方々にも見ていただきたいと思っています。それが色んな人に応援してもらうきっかけになるんじゃないかなと思うので。

Q:色んなスポーツをやってきた分、お世話になった方も多いでしょうしね。

本当にそうなんです!たくさんの恩師がいて……本当にみなさんが応援してくださっているので、自転車に真剣に向き合っている姿を見せて、少しでも有名になることで恩返しができればと思っています。

Q:では、競技と競輪それぞれの今シーズンの目標を教えてください。

競技では、国際大会に出て自分の実力を知ることを目標としています。競輪では絶対にS級に上がり、S級で目立てる選手になりたいと思っています。

Q:長期的な目標はどうでしょう?

競技では「世界で勝てる選手になりたい」です。これは自分の実力がわかっていないからこそ言えることかもしれませんが、何かしらで「世界一」のタイトルを獲りたいと思っています。競輪では、G1で活躍する選手になりたいです。