2021年9月26日に新潟県上越市で行われた『第38回全日本選手権自転車競技選手権BMXレース』男子エリートで、松下巽(全日空商事)が2018年以来3年ぶり2度目の全日本チャンピオンとなった。女子エリートでは酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE)が初優勝を飾った。

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男子エリート

現地では朝から雨が雨が降り続き、コース内に水たまりができるなどコンディションが良くない中、レース中も転倒者が続出した。

男子エリート決勝では優勝候補と目された中井飛馬(日本体育大学)が1コーナー前で前走者の転倒へ巻き込まれる形でクラッシュする等波乱含みのレースとなったが、終始安定した走りを見せた松下が1着でフィニッシュラインを駆け抜けた。

フィニッシュ直後のインタビューでは「第38回全日本選手権という事で、ふさわしいゼッケン(松下選手は38番)が優勝できた」と冗談を交えて笑顔をこぼした。

男子エリート結果

優勝:松下巽
2位:菊池雄
3位:深川匠

松下巽インタビュー

決勝のスタートは「できるだけ転ばないように転ばないように」と気をつけていました。

正直レースが始まるまでは全然勝てるとは思わなかったですし、それこそ準備もできていない中だったので自分でも期待していなかったですね。皆がプレッシャーを抱えて臨む中、落ち着いて臨むことができたのかなと。

去年引退してから後輩の育成や初心者に毎月千葉でスクールの活動をしているのですが、それらをやりながら自分でもタイミングがあればこうやってレース出たいなと思います。全然ダメだったら来年マスターズでもいいかなと思ったんですけど、練習できたらエリートで出たいなと思ってます。

小さい子にやって欲しいので、是非柏でやっているBMXスクールにどんどん来て欲しい。そこのコースで始めて、毎月来てくれる子もいるので。日本チャンピオンが教えるスクールとしていろんな子に乗って貰いたいですね。

国内のレベルも上がって来て来ますし次のパリのオリンピックに向けて若手も頑張って欲しいですし、僕もBMXを負けないように広めていきたいと思っています。

女子エリート

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