東京オリンピックでのメダル獲得、それは出場した選手たちにとって、誰もが目標としていた『夢』。異例の5年という歳月を経て、栄光を掴んだ選手もいれば、経験を積んだ選手、そしてこの機を最後に舞台から退く選手など、アスリートの裏側にはそれぞれの、語りつくせないほどのストーリーがあった。
長迫吉拓、BMXレーシング種目で長年日本をけん引してきた男にも、その物語がある。
2021年に入り東京オリンピックを目指し長迫、ニーク・キンマン(オランダ:東京オリンピックで金メダル獲得)、サイモン・マルカー(スイス:東京では準々決勝敗退)の3人はWCC(スイスにあるUCIの拠点ワールドサイクリングセンター)での共同生活を記録した、東京オリンピックを目指すドキュメンタリー動画を公開した。
このドキュメンタリーは長迫、キンマン、マルカーなどの選手たち自身が主に撮影し、加えて三瓶将廣コーチなど様々な人の協力によって制作した100%自作のドキュメンタリー動画。
キンマンと長迫の生活の様子、長迫のWCCでの7年に及ぶ生活の記録、それぞれの選手のキャラクター、そして目指した舞台での最終結末・・・。異なる文化背景を持つ若者たちがBMXレーシングを通じて本物の家族になっていく。そんな軌跡を纏めているドキュメンタリーだ。
BMXのスポーツとしての格好良さ、スポーツとしての厳しさ、そしてスポーツを通じることで長迫とキンマンが得たかけがえのない関係性。 その全てが詰まっている。
なお、このドキュメンタリーは全て英語で制作されているため、日本語を希望の場合は動画の設定→自動翻訳→日本語と選ぶと、自動翻訳の少々奇妙な形にはなるが、日本語での視聴が可能となる。
※8月22日追記:日本語字幕が追加されたので、動画の設定から「日本語」を選べば字幕が付くことになっている※
そしてその長迫は、8月22日21時15分(日本時間)から下記サイトにて配信される2021世界選手権大会に出場予定。おそらくこれが最後となる長迫の国際大会でのBMXレーシングのレースを見逃すな!そして男子ジュニアには坂望加(ばん・もか)と中林凌大(なかばやし・りょうた)、女子ジュニアには西村寧々花(にしむら・ねねか)と野村凪沙(のむら・なぎさ)が出場する。