BMXレーシング勝ち上がり

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男子準決勝 前回覇者カーナー・フィールズが落車

予定開始時間より遅れること45分。コースコンディションの回復が確認され、準決勝1組目のメンバーが、高さ8mのスタートヒルに並んだ。

どちらの組も、誰が勝ってもおかしくない精鋭が顔を揃える。1組目の注目は前回覇者、アメリカのカーナー・フィールズだ。対するは、フランスのシルバイン・アンドレとロメイン・マヒュー。

アンドレは2018年の世界王者であり近年で最も安定した強さを見せているレーサーの1人。またマヒューは、昨年同会場で行われたテストイベントを制しており、世界でも類を見ない495mのロングコースとの相性は良い。

TOKYO, JAPAN - JULY 30: (BILD ZEITUNG OUT) Sylvain Andre of France compete during the Men's BMX Racing Run on day seven of the Tokyo 2020 Olympic Games at Ariake Urban Sports Park on July 30, 2021 in Tokyo, Japan. (Photo by Tom Weller/DeFodi Images via Getty Images)

シルバイン・アンドレ

1組目のレースはこの3選手中心で進行していく。1レース目はマヒューが、2レース目はフィールズがそれぞれ1着でフィニッシュ。順当にこのメンバーが決勝にあがっていくことが予想された。

2レース目終了時点の1組目の順位

1位 ロメイン・マヒュー 3pt
2位 カーナー・フィールズ 4pt
3位 シルバイン・アンドレ 5pt
4位 カルロス・ラミレス 8pt
5位 ニコラス・トーレス 10pt
6位 ビンセント・ペルアード 12pt
7位 ヨリス・ハームセン 14pt
8位 トゥワン・バンゲント 16pt

迎えた3レース目。好スタートをきったのは内側1コースからスタートしたフィールズ。しかし、大外からスタートしたマヒューが1コーナー前に一気に先頭に飛び出す。そして内側の選手たちの進路を塞ぐようにインコースへ切り込むと、フィールズと接触。

結果、フィールズが落車し激しくアスファルトに叩きつけられる。さらにその後ろにいたアンドレ、バンゲントも立て続けに転倒し、フィールズに激しく衝突。

アンドレ、バンゲントはレース復帰したものの、フィールズはフィニッシュすることはできなかった。

結果、フィールズの記録は8着。3レースの合計ポイントでは4位となり、決勝進出はきまった。しかしその後、担架で運ばれ、連覇への道が閉ざされた。

3レース目終了時点の1組目の順位

1位 ロメイン・マヒュー(フランス) 4pt
2位 カルロス・ラミレス(コロンビア) 10pt
3位 シルバイン・アンドレ(フランス) 11pt
4位 カーナー・フィールズ(アメリカ) 12pt
5位 ニコラス・トーレス(アルゼンチン) 13pt
6位 ビンセント・ペルアード(コロンビア) 17pt
7位 ヨリス・ハームセン(オランダ) 18pt
8位 トゥワン・バンゲント 23pt

※4位までが決勝進出

一方、2組目も優勝候補が一進一退の戦いを繰り広げ、激しいポイント争いで上位4人が決定した。

1位通過はオランダのニーク・キンマンで6ポイント。2位以下は混戦となり、カイ・ホワイト(イギリス)、フランスのジョリス・ドデー、アルフレッド・カンポの3人が8ポイントで並び、3レース目の着順で順位が決まった。

決勝戦スタートリスト(PDF)

男子決勝 負傷をおして挑んだキンマンが初の金メダル

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