長期戦線離脱からの復帰
6月4日〜8日にフランス・モンペリエのSud de France Arena(モンペリエ・アリーナ)で開催された2021 UCI アーバンサイクリング世界選手権。日本からは東京オリンピック代表に内定している中村輪夢が出場。BMXフリースタイル・パークでエリート男子7位の結果となった。
東京オリンピックBMX日本代表 BMXレーシングは長迫吉拓・畠山紗英、BMXフリースタイル・パークは中村輪夢・大池水杜/東京オリンピック代表記者会見
2019年11⽉以来の世界選⼿権であり、新型コロナ禍を経て最初で最後の東京オリンピック予選となった今⼤会。現在ナショナルランキングで同率1位である、アメリカとオーストラリアの戦いでもあった。
東京オリンピックまで50⽇を切って迎えた決勝は、いつも以上にハイレベルな戦いとなった。
中村輪夢は、2020年9⽉に負った怪我で⻑期離脱を余儀なくされていた。2021年から徐々にライディングを再開し、5⽉の国内⼤会で復帰したばかり。にも関わらず、予選を7位、セミファイナルを5位でそれぞれ通過し、⼿堅くファイナル進出を決める。
セミファイナル上位12⼈で⾏われたファイナルは、⽩熱のあまりクラッシュするライダーが続出。中村も1ラン⽬は中盤でスリップダウンし38ポイントと⼒を出しきれず。
迎えた2ラン⽬では「720ノーハンド」や「バックフリップバースピンtoテールウィップ」など、⾼さを活かした⾼難度の技を決め85.08ポイントをマークした。
東京オリンピックを直近に控えた熾烈な戦いの中で、怪我から復帰して僅か半年弱の中村は7位で国際⼤会の復帰戦を終えた。
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