BMXレーシング 男子:長迫吉拓
普段はスイスを拠点としていますが、今は地元の岡山県笠岡市に戻ってきています。ベストな環境で練習ができています。東京は僕にとって2回目のオリンピックです。前回の経験を振り返りつつ、東京ではベストパフォーマンスができるように頑張ります。
レースは脚力がエンジンですので、ここからの1年間はそれを向上させる期間とするつもりです。メダルを狙うのは当たり前ですが、加えて自分が出せるベストなパフォーマンスをしようと思います。
自転車競技を木に例えると、BMXはその根っこになり得ると思います。トラックやロードレースにもBMXの技術は繋がると思いますし、基本的なものが詰まっています。去年はトラック競技のワールドカップ第5戦にて、チームスプリントの助っ人として出場し、金メダルを獲得することも出来ました。
【速報】日本が2大会連続の金メダル獲得!/男子チームスプリント(新田祐大/深谷知広/長迫吉拓)・2019-2020トラックワールドカップ第5戦オーストラリア
BMXの国内人気は現状低いですが、自転車自体は生活に密接したものです。「自転車を競技に繋げるもの」としてオリンピックが手助けしてくれると思うので、これを機に人気が上がっていけばと思います。そうすることで選手の練習環境もより良く変わっていくと思っています。
また、自国開催のオリンピックに出られることは、とてもラッキーなことだと思います。現役最後の大会にもなると思いますので、集大成のつもりで挑みます。
前回のリオデジャネイロ・オリンピック出場の際も、地元の笠岡にはたくさん応援をしていただき、大きな力をもらいました。国の代表となることの重みや、皆さんの応援が力になることを身をもって知りました。今回は前回の悔しさをバネに、ベストなパフォーマンスで恩返ししたいと思います。BMXレーシング、フリースタイル共々応援していただけると嬉しいです。
BMXレーシング 女子:畠山紗英
今年の1月に練習中に転んで怪我をしてしまい、代表選考の最終戦に出場できませんでした。不安な期間もありましたが、こうして日本代表として選出されてとても嬉しいです。出場するからにはより良い結果を残せるように臨みます。
オリンピックが1年延期となりましたが、準備する期間としてポジティブに捉えています。改善点である技術面を磨いていくつもりです。
様々な海外の大会に出るに当たって、地元の寒川にも支援をいただいてきました。メダルを獲って恩返ししたいと思います。
ライバルは小さい頃から一緒に走ってきた、オーストラリア代表の榊原爽選手です。東京オリンピックには、メダル獲得を目標に挑みます。