大会レポート

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3年ぶりの実施「ワールドチャレンジカテゴリー」

本大会では、ワールドチャンレンジカテゴリーのレースも実施。

本カテゴリーは、8歳から50歳以上までの各年代別に実施されるカテゴリーで全43カテゴリーが設けられている。またタイヤサイズが20インチと24インチの2種類のクラス設定があるのも特徴だ。

新型コロナウイルスの影響で2019年以降の世界選手権では実施されていなかったものの、3年ぶりに実施された今大会では総勢2830人のライダーたちが世界各国から出場した。

世界中から集まる老若男女が、世界選手権レベルと同様のコースにて世界一を争う、自転車競技でも選手年齢層の幅が最も広い国際大会となっている。

日本からは18人が出場

3年ぶりの実施となったワールドチャレンジカテゴリーには、日本から総勢18人が出場。

初日に開催された24インチクラスでは、U12女子に出場した澤田茉奈が後続に10車身以上の差をつけて、日本人女子初となる24インチクラスでの優勝を果たした。

男子は同じくU12の石川智士が7位入賞、15-16歳対象のレースではは浦井健芯が5位に入り、合計3人のファイナリスト誕生した。

2日目以降の20インチクラスでは、女子12歳対象レースにて澤田茉奈がまたも優勝。

男子は11歳対象レースで僅差のバトルを繰り広げた高崎成琉が2位でフィニッシュ。2012年以来10年ぶりの男子表彰台獲得となった。

多くの日本人選手が入賞を果たしたチャレンジカテゴリー。次世代の可能性に期待できる大会となった。

Text:三瓶将廣(BMXレーシング・ヘッドコーチ)

JCF NEWS

アジア選手権は8月、9月にはワールドカップ第5・6戦も!

世界選手権で初の表彰台獲得を果たした、BMXレーシング日本チーム。

2022年後半にも、重要な大会がまだまだ控えている。ぜひ注目していただきたい。

2022年8月以降の主要大会

開催日程 大会 開催地
8月20日 アジア選手権 マレーシア
9月24日 ワールドカップ第5戦 コロンビア
9月25日 ワールドカップ第6戦 コロンビア
10月29日〜30日 全日本選手権 大阪

参照:UCIカレンダー

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