レース展望

短期登録の外国人3選手が参戦。なかでも完全Vを達成した2014年以来、2度目の防府登場となるパーキンスが主役。今年で8度目の来日でもあり競輪への適応能力は実証済み。近況はやや乱調気味とはいえ、パワー、テクニック兼備の攻めは、一枚も二枚も抜けている。自転車競技実績で上回るドミトリエフだが、今シーズンはV1は少々、寂しい数字。初来日のバベクは、7月小倉の優勝から徐々にエンジンが掛かってきた。日本勢では、109期の佐伯辰哉がどこまで抵抗できるかに注目が集まる。

引用:防府競輪場

防府競輪場のパンフレットでも「 パーキンスを筆頭に外国人トリオが圧勝か」と綴られ、期待値の高さが伺える。

以下、同パンフレットの本文より引用。

パーキンス、ドミトリエフ、バベク。外国人トリオが協力だ。今年は、5月の来日初戦以来、優勝4回と頑張っているパーキンスが戦歴上位であり、優勝の有力候補になる。ただ、パーキンスは7月武雄①③6、青森①⑥①と変調の兆しが見える。9月は本人の希望で、防府戦の1回のみの出場というのも気になる。元気なのはドミトリエフで、今年は優勝1回、準V2回、3着1回と安定している。また、バベクも7月小倉F1でブフリを追い込んで優勝するなど、競輪の走り方が分かってきた感じなので、並び次第では優勝も十分考えられる。

外国勢のパワーに比べて、日本勢はF1を自力で優勝するレベルの選手が少ないので、逆転のイメージは沸かない。その中では、まくりで今年2回のF1優勝がある吉本卓仁に期待が集まる。成績はムラだが、状態の良い時には力強さを発揮する。山下一輝、三宅伸、山形一気、室井健一、橋本強ら西日本勢と結束できるかがポイントになる。

坂本周輝、山賀雅仁、古谷琢晶、志村龍己、矢口啓一郎、飯嶋則之の東日本勢、松岡篤哉、坂上樹大、北野武史の中部勢は共に小粒の印象だが、機動戦士が多いので、「打倒外国勢」で結束が出来ると面白いが、どうか。

防府競輪場

山口県防府市国分寺町8-2
公式サイト:https://www.hofukeirin.jp