エリミネーション

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ポイントレース

選手名 所属 ポイント数
鈴木奈央 チーム楽天Kドリームス 120
内野艶和 チーム楽天Kドリームス 112
古山稀絵 チーム楽天Kドリームス 110
太郎田水桜 法政大学 100
岩元杏奈 日本体育大学 98
五味田奈穂 スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ 18
伊藤優以 Team ZERO UNO FRONTIER 18

最終種目スタート時点で暫定1位は鈴木奈央(チーム楽天Kドリームス)。それに続く暫定2位は内野艶和、3位は古山稀絵(ともにチーム楽天Kドリームス)両者共に8〜10ポイント差なので、逆転のチャンスは十分にある状態でポイントレースがスタートする。

レースは20km、80周回。ポイント獲得のチャンスは8回。

最初のポイント周回で仕掛けたのは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)。しかしそれを直前に差す形で、古山稀絵が5ポイントを獲得。

2回目のポイント周回では岩元杏奈(日本体育大学)が前に出たが、それを捲り上げるようにして内野艶和が5ポイントを獲得。2着に鈴木、3着に古山となり、チーム楽天Kドリームス3人がポイントリーダーの鈴木奈央に迫る。

3回目のポイント周回もチーム楽天Kドリームスの3人が前へ。内野艶和が5ポイント獲得し、鈴木奈央とのポイント差をさらに詰めていく。

4回目のポイント周回では五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が先に仕掛けるものの、またも内野艶和が先着、5ポイントを加算する。

前半戦が終わり、ここまでの暫定ポイントは以下の通り。鈴木・内野のポイント差は1ポイントまで縮まった。

鈴木奈央:129ポイント
内野艶和:128ポイント
古山稀絵:121ポイント
太郎田水桜:104ポイント

5回目のポイント周回、先に前に出たのは古山稀絵。逃げ切って5ポイントを獲得し、続いて内野艶和が2着の3ポイントをゲット。ここで内野が131ポイントとなり、130ポイントの鈴木奈央を抑え暫定1位に。古山稀絵も126ポイントと、十分優勝に絡める位置に付く。

6回目のポイント周回、前に出たのは岩元杏奈(日本体育大学)、そのまま先着。続いて鈴木奈央が2着に入る。

ここで古山稀絵がアタックするが、2周ほどで集団へ戻る。

7回目のポイント周回。前を走る太郎田水桜(法政大学)を抑え、内野艶和が1着。2着に鈴木奈央が入る。

最終のポイント周回を残して(ここでの獲得ポイント数は倍点)、暫定ポイント数は以下の通り。

内野艶和:136
鈴木奈央:136
古山稀絵:128

古山が早いタイミングで前に出たが、すぐに集団に吸収されてしまう。いよいよ残り1周、先に前に出たのは五味田奈穂(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)。しかし残り半周で鈴木奈央が先頭へと出ると、そのまま先着して優勝を決めた。最終周回の2着は内野艶和、3着は岩元杏奈(日本体育大学)。

最終結果は以下の通り。

1位 鈴木奈央 チーム楽天Kドリームス 146ポイント
2位 内野艶和 チーム楽天Kドリームス 142ポイント
3位 古山稀絵 チーム楽天Kドリームス 130ポイント

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優勝 鈴木奈央

オムニアム優勝の鈴木奈央は、2019年度の全日本選手権トラックでは3位、昨年2020年度は準優勝と金メダルを獲ったのは初めて。

Q:絶対に勝つという気迫を感じるレースでした。

今日のこの金メダルを「絶対に獲る」という気持ちでやってきました。今までずっと2位とか3位だったので、どうしても獲りたかった。レースは予想していた展開でしたが、一番苦手なポイントレースでもしっかり勝って1番になれたことに、嬉しいというよりホッとしました。

2位 内野艶和

Q:レースの振り返りをお願いします。

走っている時に「厳しいかな」と思っていました。正直自分の脚の調子的に、ここまで追いつけると思っておらず、「ここまできたら獲るしかない」とは考えてはいたものの、初日から含めて自分の甘さが出ているなと思いました。

3位 古山稀絵

奈央さんが強かったです。スプリンターの2人を前に「もっと頭を使わないと」と実感しました。明日のマディソンでは、一交代一交代を噛み締めながら(中村)妃智さんを投げます(笑)