女子スクラッチ
今大会は5km、トラック20周回で争われるスクラッチは、単純に一番早くフィニッシュした選手の勝ちとなる。
レースは最初から暫定総合トップのアーチボルドがアタック(加速して集団を突き放す)し、会場を盛り上げる。しかし集団がすぐにアーチボルドに追いつき、再び1つとなる。
レースは終盤、単独で抜け出したのは日本の梶原。他の選手に追いつかれることなく周回を重ねて単独でフィニッシュし、最終戦の1種目目を1位とした。2位は集団スプリントを制したアーチボルド。
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女子エリミネーション
2周に1回、最後尾の選手が除外されていき、最後まで残った選手の勝ちとなるエリミネーション。
スクラッチで調子の良さを伺わせた梶原は残り4人まで生き残る。残り4人には梶原、マリア・マルティンス(ポルトガル)、キルステン・ウィルト(オランダ)、そしてアーチボルドと世界選手権で上位の常連でもある選手たちが名を連ねた。除外周回となってスピードが上がると、まず4人の中で最初に除外されたのは梶原。そしてマルティンスが次に除外され、第3戦と同様にウィルトとアーチボルドの戦いとなる。最後は2人のスプリント勝負となり、これを制したのはアーチボルド。地元の観客を前に見事に最終種目を1位として総合トップの座をも確定させた。
最終総合成績は以下の通り:
優勝:ケイティ・アーチボルド(イギリス)
2位:キルステン・ウィルト(オランダ)
3位:アネット・エドモンソン(オーストラリア)
5位:梶原悠未
男子スクラッチ
男子スクラッチは終盤まで選手の抜け出しを許さず、高速レースが続く。残り3周の時点で先頭に出たのは窪木。しかしフィニッシュが近づくに連れて徐々に位置を落としていく。そして最終周回へ入ったところでは、横にいた選手が窪木に突っ込み窪木が落車してしまう。
そのままフィニッシュは出来ずに自転車を降りた窪木。この種目の成績は15位となった。
一方で集団スプリントとなった勝負を制したのはロイ・エイフティング(オランダ)。暫定総合トップだったモラ(スペイン)は窪木の落車を誘発したとして降格となり、この種目の前に暫定総合2位だったゲイビン・フーバー(アメリカ)が暫定トップに入れ替わった。
男子エリミネーション
前の種目の落車の影響もあったのか、窪木は3回目の除外周回で姿を消してしまった。
モラはフーバーとの差を挽回しようとするも、残り5人となったところで除外され、フーバーはモラの次の除外周回で居なくなったものの、ポイント差を守りきって総合優勝を確定させた。この種目を制したのは、このシリーズ前半に活躍したルリ・レイタオ(ポルトガル)。
最終総合成績は以下の通り:
優勝:ゲイビン・フーバー(アメリカ)
2位:セバスチャン・モラ(スペイン)
3位:コービン・ストロング(ニュージーランド)
12位:窪木一茂
中長距離日本人選手の結果一覧
女子スクラッチ:梶原悠未 1位
女子エリミネーション:梶原悠未 4位
4戦の総合成績:5位
男子スクラッチ:窪木一茂 17位
男子エリミネーション:窪木一茂 15位
4戦の総合成績:12位
最終戦の放送は12月5日12時からスカパー!配信サービス「SPOOX」にて無料配信が実施されている。