女子ケイリン
この大会は6人1組で1回戦を走り、2着までが決勝へ進む。敗者復活戦は無く、負けたら終わりの勝負。 1回戦、太田の組には以下のメンバーとなった。
アナスタシア・ボイノワ
ソフィー・ケープウェル
エマ・ヒンツェ
シェーン・ブラスぺニンクス
マチルド・グロ
レースがスタートすると太田は前から4番目で周回を重ねていく。残り2周の時点でグロが後方から加速していくと、一気に先頭へ位置を上げてレースを作り始める。しかし、そのグロに続いて位置を上げてきた太田が、外から一気にスピードをつけて残り1周ではグロをかわして先頭へ。
太田の後ろにグロとヒンツェが並びながら最後の勝負に出る選手たち。先頭でペダルを踏み続けて逃げる太田は最後まで粘りを見せて見事1着で決勝進出を果たした。2着は僅差でエマ・ヒンツェ。
佐藤水菜は1回戦、積極的な走りを展開しようとするが、最後は他の選手たちが壁となり、行き詰まってしまい4着でフィニッシュ。1回戦を勝ちがることは出来なかった。
決勝
勝ち上がったメンバーは以下の通り:
エマ・ヒンツェ
太田りゆ
リー ソフィー ・フリードリッヒ
マルタ・バヨナ
ケルシー・ミシェル
ロリーヌ・ファンリーセン
レースは残り2周を切って先頭だったフリードリッヒがどんどんスピードを上げていき、先行する展開となる。後ろにはヒンツェが構えており、ドイツコンビが前を固める中で外から仕掛けたのはミシェル 。しかし先行力のあるフリードリッヒはスピードを落とさずそのまま先着し優勝。2位にはヒンツェ、3位にミシェルと実績を持つ3人がトップ3を決めた。太田は最後尾から攻めようとするが、最終的には前に追いつくことが出来ずに6位でこのレースを終えた。
女子スプリントは太田も佐藤も1回戦を勝ち上がれることが出来なかった。優勝は前回大会同様エマ・ヒンツェ。
男子スプリント、ケイリン
男子ケイリンとスプリントには腿に新たなロゴを入れた山﨑賢人が出走。
第1戦ではケイリンで決勝に進出するなど活躍を見せたが、今回は両種目ともに1回戦敗退となった。
どちらの種目もハリー・ラブレイセン(オランダ)が他を寄せ付けない強さで圧勝し、第2戦の短距離男子種目を支配する結果となった。
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