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決勝
大会最終日の最終種目である今レースには、気合十分な22人の選手が参加した。今大会のスクラッチ種目で世界チャンピオンになったドノヴァン・ゴロンダン(フランス)、東京2020オリンピックに引き続き、今大会でもオムニアムで銅メダルを獲得したエリア・ビビアーニ(イタリア)などが出場。日本からは男子オムニアムで9位になった橋本英也が出走した。
レースの序盤、集団の前方に位置した橋本。しかし1人、更に1人と選手が除外されていくなか、徐々に集団の後ろに下がってきた橋本は、5回目の除外周回にて内側に詰まってしまい、フィニッシュラインを最後尾で通過。レースから除外されてしまった。
最後の2人にはビビアーニとユリ・レイタオ(ポルトガル)が勝ち残ったが、この戦いを制したのは、イタリアのビビアーニ。
トラックレースとロードレースの両方で活躍するベテランスプリンターが、男子エリミネーションの初代タイトルを獲得した。2位にはユリ・レイタオ(ポルトガル)、3位はセルゲイ・ロストフツェフ(ロシア)。橋本英也は18位でレースを終えた。