ポイントレース
最終種目のポイントレースにおいて、強さ、そして底なしのスタミナを見せたのはハイター。
10回のポイント周回中5回をトップで通過したことに加え、2回のラップ(集団より1周多く走ること)などを成功させ、この種目で大量の66ポイントを加算。
総合2位となったゲイトを大きく突き放して優勝を遂げた。
3位には、最終種目前に暫定6位だったビビアーニが、終盤にポイントを重ねてジャンプアップ。
表彰台のトップにハイター、次点はゲイト、最後にビビアーニという結果になった。
橋本は暫定8位でスタートしたが、ポイントレースでは動けず。100周回、10回のポイント周回でポイントを加算することが出来ないままフィニッシュし、最終成績は9位。
イーサン・ハイター コメント
最後のポイントレースでは、早目に仕掛けてポイントを加算出来たことで、追いかける選手たちにプレッシャーを与えることが出来てよかったです。速いレースでしたし、誰もが疲れていましたが、だからこそプレッシャーをかけ続ける必要がありました。まだアルカンシェル(※世界チャンピオンジャージ)を獲得した実感は湧きませんが、これから実感していきたいです。
橋本英也コメント
Q:レースはいかがでしたか?
東京オリンピック後にコンディションが少し落ちて、その状態でのレースでした。オリンピックの時も課題だったテンポレースやポイントレースの速い部分では動くことが出来なくて、そのようなところで以下に限界に達しないように走り、今のコンディションでベストな成績を出すことが目標でした。スクラッチとエリミネーションは良い走りが出来ましたが、課題である持久力が今回の結果に反映されていると思います。
Q:落車後も力強くエリミネーションを走っていましたが、影響は?
コーチからもしっかり闘争心を持てと言われていました。正直、今も肩が上がらないですが、立て直すことは出来ました。
Q:ポイントレースではやはり落車の影響がありましたか?
レース中盤でペースを上げた時に苦しかったので。順位を落としてはいけないと思って走っていました。メダルを狙いたかったのですが、これが今の実力です。
Q:これからについて教えてください。
ここで学んだことをしっかり活かして、来シーズン、そしてパリに向けて頑張っていきたいと思います。ただ、最終日のエリミネーションもあります!