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初代王者が決まる
計21人の選手が出場した女子エリミネーション。日本からは、東京2020オリンピックのオムニアムで銀メダルを獲得した梶原悠未が参戦。
そのほかには、同じくオリンピックで金メダルを獲得したジェニファー・バレンテ(アメリカ)、2020年の世界選手権オムニアムで梶原に次ぐ2位に付けたレティシア・パテルノステル(イタリア)などがエントリーした。
1人また1人と2周ずつ人数を減らし、徐々に集団は小さくなっていく。レース中盤、それまでも集団の後方や外を走っていた梶原が、残り13人の時点で最後尾となり除外されてしまう。
その後さらに小さくなっていく集団の最後の3人には、パテルノステル(イタリア)、バレンテ(アメリカ)、ロッテ・コペツキー(ベルギー)が生き残る。
まず最初にバレンテが除外され、コペツキーとパテルノステルの一騎打ちに。世界チャンピオンの座を巡る戦いを制したのは、パテルノステルだった。
エリートカテゴリでは自身初であり、また世界選手権におけるエリミネーション種目初となる世界チャンピオンの座についたパテルノステル。フィニッシュラインを通過した後には、天を仰いで歓喜の涙を流した。