2021年10月21日、フランス・ルーベで『2021世界選手権トラック』の男子ケイリン種目が決勝まで実施された。東京オリンピックでスプリント種目の金メダルを獲得し、かつ昨年の世界選手権ケイリン覇者であるハリー・ラブレイセンが貫禄の強さで勝利し大会2連覇を果たす結果となった。

日本からは山﨑賢人と松井宏佑の初出場コンビが走り、山﨑は決勝進出も最後は5位、松井は7-12位決定戦まで勝ち上がるも、最終レースで落車し11位となった。熱戦の模様をお伝えする。

ケイリンのルール

最大7人が同時にスタートし、トラック6周の先着を競うケイリン。3周目まではペーサーと呼ばれる風除けが選手たちのスピードを上げ、残り3周からスプリント勝負が始まる。勝ち抜けは大会や出場人数によって異なり、1着のみが勝ち上がる場合もあれば2着、3着までの時もある。
今大会の勝ち上がりは1回戦→(敗者復活戦)→準決勝(3着まで)→決勝/7-12位決定戦。

ルール動画

初出場の世界選手権で勝ち上がった2人

今大会の男子ケイリンにエントリーしたのは25人。東京オリンピックでスプリント種目の金メダルを獲得し、かつ昨年の世界選手権ケイリン覇者であるハリー・ラブレイセン(オランダ)。同じくオランダの強豪スプリンターのジェフリー・ホーフラント、2016年王者のヨアヒム・アイラース(ドイツ)、2018年スプリント銅メダルのセバスチャン・ビジエ(フランス)など誰が勝っても不思議ではないメンバーが顔を揃えた。

日本からは世界選手権初出場となる山﨑賢人と松井宏佑が世界に挑んだ。

山﨑賢人

松井宏佑

山﨑賢人の挑戦

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