スクラッチ ルール

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まさかのジャイアントキリング

各国から20人の精鋭たちが集い、先着を競うレースである女子スクラッチ。

東京2020オリンピックオムニアム種目の金メダリストであるジェニファー・バレンテ(アメリカ)、銀メダリストの梶原悠未、2020年大会のオムニアム銅メダリストのダリア・ピクリク(ポーランド)、東京オリンピックチームパシュート種目銀メダリストのネア・エバンス(イギリス)などが揃い、まさにパリに向けた前哨戦ともいえる顔ぶれが集まった一戦となった。

レースが始まり、スタートを切った総勢20人の選手たちが塊となり、ゆっくりと牽制しあいながら進んでいく。40周回のうち30周回までは特に動きはなく、残り10周を切ったタイミングで、最後の勝負に向け徐々にスピードが上がっていく。残り5周を切って飛び出したのは、イタリアのマルティーナ・フィダンザ。

後続の選手たちが追いかけようとしないなか、最終盤に抜け出したフィダンザがそのまま逃げ切って単独でのフィニッシュを決めた。

これまでジュニア世界選手権や欧州選手権のスクラッチで王座を獲得してきた若き”スクラッチ職人”が、エリートクラスで初のアルカンシェル(世界チャンピオンジャージ)を獲得した。

2位には集団内でフィニッシュしたマイケ・ファンデルドゥイン(オランダ)、3位にはほぼ同着フィニッシュとなったジェニファー・バレンテ(アメリカ)が着いた。 梶原は集団内で前に出られず、14位でスクラッチ種目をフィニッシュした。

最終リザルト