世界選手権の注目選手は?

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男子短距離

日本はパリ組へ総入れ替え

日本からは松井宏佑、小原佑太、寺崎浩平、山﨑賢人が出場。男子短距離チームは東京オリンピック組からメンバーが総入れ替えとなり、パリオリンピックへ向けた新たなスタートとなる。彼らの実力が世界の中でどの位置なのか?を推し量る重要な一戦だ。寺崎は東京オリンピック代表の2人(脇本雄太/新田祐大)にスプリントを鍛えられるなど、公開されている直前の練習の様子で調子の良さが垣間見える。

チームスプリント 小原・寺崎・山﨑/松井
スプリント 寺崎・山﨑(補欠:松井)
ケイリン 松井・山﨑(補欠:寺崎)
1kmTT 小原

勢い止まらぬオランダ

ロイ・バンデンバーグ Roy van den Berg (NED), Men's Team Sprint Final AUGUST 3, 2021 - Cycling : during the Tokyo 2020 Olympic Games at the Izu Velodrome in Shizuoka, Japan. (Photo by Shutaro Mochizuki/AFLO)

ロイ・バンデンバーグ

日本同様に海外勢もメンバーが大きく入れ替わっている国が大半の中、オランダは東京オリンピックで大活躍をした最強メンバーが引き続き出場をする。約1週間前にスイスで開催された『2021 UECヨーロッパ選手権』のチームスプリントにおいても、圧倒的な差で優勝を果たしている。

特にラブレイセンとホーフラントは、今や国際大会で金メダルが欲しければ彼らを倒す事が必須条件なラスボス達。今回の世界選手権でも短距離全種目でメダル争いに絡んでくるだろう。

なお、オランダからの出場はラブレイセン、ホーフラント、バンデンバーグ、そしてサム・リグトレー。オリンピックにも出場したブフリは不参加となっている。

新世代で挑むイギリス

第8回国際トラック競技支援競輪

ジョセフ・トルーマン

一方、同じく強豪国として名を挙げたいイギリスだが、オリンピックのケイリンで大逃げによる金メダルを獲得したジェイソン・ケニー、スプリントで銅メダルのジャック・カーリンは不参加。国際大会で実績のある選手では、短期登録制度で日本の競輪にも出走経験があるジョセフ・トルーマンのみがめぼしい所。その他はアリスター・フィールディング、ハイデン・ノリス、ハーミッシュ・タンブルと、実力が未知数の選手がエントリーリストへ名を連ねた。

フィールディング、ノリス、タンブルは2021U23ヨーロッパ選手権チームスプリントにて優勝しており、パリを見据えた新世代の布陣と見られる。

ベテラン+若手のドイツ

Final / Men's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP II, Glasgow, Great Britain, Stefan Botticher シュテファン・ボティシャー

シュテファン・ボティシャー

スプリントにおいて優勝候補となりそうなのが、オランダ勢を除けばポーランド、フランス、ドイツの選手たち。ポーランドは東京オリンピック前のシーズンで強さを見せたマテウス・ルディクに注目。フランスは東京オリンピックでも活躍したセバスチャン・ビジエ、ライアン・エラルが上位争いに絡んでくるだろう。

さらにドイツはマキシミリアン・レビが抜けたものの、シュテファン・ボティシャー、ヨアヒム・アイラース等これまでも世界のトップに立ったことのある選手達がエントリーしている。これに加え、21歳のアントン・ホーン、国内選手権で活躍してきたマキシミリアン・ドルンバッハやマーク・ユルチック、ニック・シュレーターといった若手も登用され、ドイツ選手層の厚さが見て取れる。

女子短距離

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