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日本代表を「富士山」で表現
トラック競技日本代表チームのスキンスーツは、オリンピックにて新デザインがお披露目された。見慣れたデザインと違っていて、戸惑った方も多かったかもしれない。
白、黒、そして赤を基調としており、日本代表を「富士山」のモチーフで表現している。
意図していたかはわからないが、富士山を展望できる静岡県伊豆市にて開催されたトラック競技には、最適のデザインだったと言えよう。
背中には富士山に加え日の丸。そしてヘルメットには桜や波など、日本を表すモチーフをふんだんに取り入れている。
文化は違えど、思いは同じ
ニュージーランド、オランダ、香港のユニフォームに使われる色やモチーフを見てきたが、ここで改めて日本のユニフォームを見てみると、どこの国・地域も「根幹にある思い」は同じだと感じられる。
つまり「私たちにとって思い入れのあるもの、私たちの象徴となるものを背負って走る」ということ。
さまざまな国・地域のトップ選手を一挙に見る機会となったオリンピック。それぞれ文化、歴史は違えど、同じ思いを持って走っている。……そう思うと、なんとなく心が温かくなりはしないだろうか。