競技歴4年で金メダル ケルシー・ミシェル

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オリンピアンを夢見る少女 ローリン・ジェネスト

ケルシー・ミシェルに加え、もう1人のトラック競技カナダ人メダリストとなったのが、ローリン・ジェネスト(23歳)。女子ケイリンの銅メダルを獲得した。

女子ケイリン オランダのブラスペニンクスが金メダル獲得/東京オリンピック自転車トラック競技

5歳の頃から「カナダを代表するスポーツ選手になること」を夢見ていたローリン・ジェネスト。「このスポーツ」といった拘りがあるわけではなく、ケルシー・ミシェル同様、様々なスポーツに打ち込んだ。その中でも熱心に打ち込んだのがフィギュアスケート。そこからスピード感のあるスポーツに惹かれ、自転車ロードを始めたのが16歳の頃だった。

そして2017年にRBCのプログラムを受験し、トラック競技の道へ。同年に行われた国内選手権(エリート)で、いきなり2つのタイトルを獲得。翌年からナショナルチームへ加入する。

以降、短距離種目で着実な成長を見せ、2019年国内選手権・ケイリンで優勝、2019-2020年シーズンのワールドカップで銀メダル1つ(ケイリン)、金メダル1つ(ミシェルとのチームスプリント)を獲得するなどの活躍を見せ、夢のオリンピックへの切符を掴んだ。

左から、エルレス・アンドリュース、シェーン・ブラスペニンクス、ローリン・ジェネスト

ちなみにローリン・ジェネストは、「いつの日か日本の競輪で短期登録選手として走ってみたい」という夢も持っているそうだ。もしかすると、カナダ国内チャンピオンの走りを競輪場で見られる日がくるかもしれない。

参考:RBC Training Ground, RBC Training Ground athletes make their Olympic debut
Kelsey Mitchell(Canadian Olympic Committee), Lauriane Genest(Canadian Olympic Committee)
Northern Alberta Institute of Technology 公式ページ

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