8月7日、東京オリンピック自転車トラック競技6日目。この日からいよいよ男子ケイリンが始まった。日本からの出場は新田祐大と脇本雄太の2人。自国開催のオリンピックにおいて、日本発祥のトラック競技種目ケイリンで、金メダル獲得を目指す。
この日行われたのは勝ち上がりの初戦となる1回戦とその敗者復活戦。世界の強豪たちが相まみえる戦いで、既報の通り、新田祐大と脇本雄太は、1回戦をともに快心の走りで1着。トラック競技最終日の8日に行われる準々決勝進出を決めた。
ケイリンとは
ケイリンは日本発祥の公営競技「競輪」を起源とする世界のトラック競技種目。最大7人の選手たちが一斉にスタートし、トラック6周の着順を競う。スタートから3周目が終わるまではペースメーカーが先導、周回スピードを時速30kmほどから時速50kmほどまで徐々に引き上げ集団を解き放つ。そして始まる残り3周のスピードバトル。複数人数によるスプリント勝負は最後まで誰が勝つか分からないスリリングな展開が生み出される。
参加選手は30人。勝ち上がりは、1回戦、準々決勝、準決勝、そして、決勝及び7−12位の順位決定戦の4段階。なお1回戦で勝ち上がりを逃した選手には敗者復活戦で再度勝ち上がりのチャンスが与えられる。
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