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予選 200mフライングタイムトライアル
出走は30人。最終走者は前回のリオオリンピックチャンピオン、イギリスのジェイソン・ケニー。
強豪勢が次々にスタートする終盤には、前日行われた男子チームスプリントで金メダルを獲得している、2020年世界選手権のこの種目の優勝者、オランダのハリー・ラブレイセン。
同じく世界選手権この種目2位のジェフリー・ホーフラント。
そして、ROC(ロシアオリンピック委員会)の強豪デニス・ドミトリエフら歴戦の強者たちが並ぶ。
そんな中、日本の選手は、まず脇本雄太が14番目にスタートした。脇本は助走からスピードに乗り、中間の100mを4秒735。そしてフィニッシュタイムは9秒518。新田祐大が2020年世界選手権で記録した9秒562の日本記録をこのオリンピックの舞台で塗り替えた。
一方脇本の7人後にスタートした新田は、最初の100mを4秒819。そこからいつものように加速していくかに見えたが、力みからかコース取りが安定せずフィニッシュタイムは9秒728。
終わってみれば新田は26位の成績で予選敗退となってしまった。
脇本は9位で予選通過。トップはオランダの2人が9秒215の同タイムで並んだが、ラスト100mのタイムが速い方が上位になるという規定により、1位ホーフラント、2位ラブレイセンという結果だった。
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