8月3日、東京オリンピック自転車トラック競技2日目。この日行われた男子チームスプリントで、世界王者オランダが、出走した予選、1回戦、決勝すべてでオリンピック記録を更新する圧巻の走りを見せ、見事金メダルを獲得した。
チームスプリントとは
チームスプリントは、男子は3人でトラック3周、女子は2人でトラック2周のタイムを競う種目。現在のルールでは女子も男子同様3人でトラック3周となっているが、このオリンピックは旧ルールの下で出場枠争いが行われたため、女子は旧来の2人でトラック2周となっている。
▼女子結果
スタートはチームの選手たちが横一列に並んで同時にスタート。1人1周ずつ先頭を風よけとなって走ったあと、その選手は隊列を離脱。最後に残った選手がフィニッシュラインを目指す。
勝ち上がりは、予選、1回戦、そしてメダル決定戦を含む順位決定戦の3段階。予選は1チームずつのタイムトライアル。1回戦以降は2チームがホームとバックに分かれ、同時にスタートして先着を競う対戦方式で行われる。
この種目の現在の男子の世界記録は、オランダが2020年世界選手権で記録した41秒225。オリンピック記録は2016年リオオリンピックで、イギリスが記録した42秒440。
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