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男子チームパシュート予選
男子の予選もまた好記録に沸いた。最初に会場をどよめかせたのは4番目スタートのイタリア。2020年世界選手権個人パシュートの優勝者であり世界記録保持者のフィリッポ・ガンナ擁するイタリアは、3分44秒672の世界記録に迫る勢いでラップを刻む。
ラスト2周で隊列に乱れが生じたものの、ガンナの強力先行で押し切り、フィニッシュタイムはオリンピック記録を更新する3分45秒895。
そしてこれを破ったのが、6番目スタート、世界王者のデンマーク。ラッセ・ノーマン・ハンセン、ニクラス・ラーセン、フレデリック・マドセン、そしてラスムス・ペダーセンという、ニクラス・ラーセン以外の3人は2020年世界選手権で優勝、かつ、世界記録を樹立した時と同じメンバーで臨んだこの予選。
終盤まで乱れることなくハイペースでラップを刻み、フィニッシュタイムはイタリアを上回る3分45秒014。自らが持つ世界記録にはわずかに届かなかったものの、イタリアが出したオリンピック記録を再度塗り替えた。
男子チームパシュートは3日に1回戦、そして4日に決勝・順位決定戦が行われる。
Text:伴達朗
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チケットホルダー向け新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン(Ver.1 2021年6月23日)