7月4日(日)、前日に引き続き、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場にてJICF国際トラックカップ/全日本学生選手権オムニアムが開催された。二日目は、短距離種目が男子ケイリン、中距離種目は男女それぞれのオムニアムが行われた。

本記事では女子オムニアムの様子を振り返る。

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スクラッチ

女子オムニアムは、9人のメンバーで行われた。
7.5kmの距離を走って、単純にフィニッシュの順位を競う1種目目のスクラッチレースは、序盤、誰かが飛び出すような展開もなく、睨み合いの状態が続いた。

レース中盤に入ると、前日のマディソンの勝者である石田唯(早稲田大学)が飛び出すシーンも見られたが、集団がすぐに吸収。ラスト3周に入ると、法政大学の鈴木保乃華が外側からアタックを仕掛け、少し集団と差が開いた。しかし、集団もスピードアップし、ちょうどラスト1周に入るところで鈴木を飲み込んだ。

集団のまま横一線のスプリントで前に出たのは太郎田水桜(法政大学)と岩元杏奈(日本体育大学A)。「自分の中では1着取れたと思ったんですけどまさかの2位で」と話した岩元に僅差で太郎田が1着をもぎ取った。

テンポレース

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