決勝
チーム楽天Kドリームス同士の戦いとなった決勝では、寺崎がしっかりと菊池の動きを見極めつつ、2本とも落ち着いた様子でレースを支配し、勝負を制した。
決勝について寺崎は、「脚的にはちょっときつかったんですけど、タイムを見た感じ、絶対差せる、捲れるというのは思ってたので、落ち着いて走りました」と話した。
また、今回ナショナルチームから3名での参加となった今回の大会について寺崎はこう話す。
「やっぱり(ナショナル)Bチームのメンバーなら負けられないですし、とりあえず予選もタイムも一番でしたし、結果も一応出せたので、それは良かったかなと思います。
脚の感触は正直良くなかったんですけど、タイムは出てるので、成長できているのかなと。すごくいい収穫になりました」
スプリントでこれまで勝ち上がることができていなかった菊池は、レース映像などを見て、参考にはしていたものの感覚との違いに戸惑いがあったようだ。
「決勝は2本ともちょっともったいないレースをしちゃったので、もっと(バンクの)外(側)を使って掛けられれば違ったかなと思うんですけど、焦っちゃいましたね。そういうところ、もうちょっと勉強していかなきゃいけないなと思います。
一応レースとか見たりはしていたんですが、やっぱり333mバンクだとまた250mとも違うなという感じで。仕掛けどころとかが難しかったんすけど、もうちょっと勉強して、次はしっかり勝てるように頑張りたいですね」
3位決定戦では、1本目、新山が対戦相手の伊藤に不意を突かれる形となったが、修正して勝ち切った。2本目は、車間が詰まっている状態でレースが進み、自身の射程距離からゴールまで踏み切った新山が伊藤を突き放し、3位を決めた。
男子スプリント結果
1位 寺崎浩平(チーム楽天Kドリームス)
2位 菊池岳仁(チーム楽天Kドリームス)
3位 新山響平(チームブリヂストンサイクリング)
第7回JICF国際トラックカップ・全日本学生選手権オムニアム1日目結果(PDF)
Text & Photo : 滝沢佳奈子(サイクルスポーツ)