延期決定、2021ネーションズカップ第3戦・コロンビア

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新型コロナ&反政府デモ

ロイター通信によると、コロンビア国内における新型コロナウィルスの感染者数はピーク時の9割以上と高い水準。これまでに300万人以上の感染者数と約81,000人の死者数となっており、1日あたりの死者数も以前として490人以上、1日あたりの新規感染者数も16,000人を超えるなど深刻な状況だ。コロンビアの首都ボゴタでは4月27日より再度ロックダウンが行われている。さらに4月28日からは国内各地で大規模な反政府デモが行われ、軍隊が出動。多数の死者も出ている。

ネーションズカップは昨シーズンまでトラックワールドカップとして開催されていたものの後継である。4月に予定されていた第1戦のイギリス大会は中止となったが、第2戦の香港大会は予定通り開催され、日本勢が大量のメダル獲得を果たした。

7月の東京オリンピック前最後の国際大会となるはずであったが、昨今の状況を踏まえると、第3戦・コロンビアは東京オリンピック後への延期が濃厚であり、10月にトルクメニスタンで2021世界選手権が控えている事から、9月頃に行われるのではないかと予想される。

参照:Postponement of the 2021 Tissot UCI Track Cycling Nations Cup round in Cali