日本勢のメダルラッシュ!

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男子スクラッチ

男子スクラッチには10カ国、10人の選手が出走。15km(60周)で争われた。日本からは…目を疑う光景であったが、先程1kmTTの決勝を走り終えたばかりの窪木一茂が出走。海外勢は世界チャンピオンジャージを身に纏うヤウヘニ・カラリオク(ベラルーシ)らヨーロッパ勢が大半を占めた。

レーススタートを告げる号砲が鳴り、集団は1つのまま周回を重ねる。残り15周、最終局面へ向けた位置取りへ向けた選手同士の思惑が交差するかの如く、位置が激しく入れ替わる。

残り12周、モリッツ・マルカレク(ドイツ)が飛び出そうとするが、すぐに集団が捉える。残り10周、今度はロマン・グラディッシュ(ウクライナ)がアタック。集団はローテーションしながら距離をジワリと縮めていく。

残り5周で集団が追いつき、マルカレクを集団が吸収…と同時にマルカレクが再度飛び出していく。マルカレクはそのまま集団へ1/4周程度の差をつけ、残り3周へ。マルカレクを追うのは世界チャンピオンのカラリオク。集団はそこから更に1/4周程遅れて続く。

カラリオクはぐいぐいと距離を縮め、ついに残り周回で追い抜いた勢いのまま1着でフィニッシュ。世界チャンピオンの貫禄を見せた。2着はマルカレク、さらに続いたのは日本の窪木一茂で、今大会自身2つ目のメダルを手にした。繰り返しになるが、窪木一茂は1kmTTの決勝を走ったばかりである。

男子スクラッチ結果

1 ヤウヘニ・カラリオク ベラルーシ
2 モリッツ・マルチャレク ドイツ
3 窪木一茂 日本

男子スクラッチ結果(PDF)

女子エリミネーション

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