ついに日本代表チームが国際大会で活躍する姿を目にすることが出来る。2021年5月13日(木)〜16(日)に『TISSOT UCIネーションズカップ』第2戦が香港で行われる。第1戦は開催中止となり、海外渡航もままならぬ世界情勢の中、ついに自転車トラック競技の国際大会が行われる。

『TISSOT UCIネーションズカップ』は昨シーズンまでトラックワールドカップとして行われていたものの後継大会である。全3戦が予定されていたが先述の通り、イギリスの第1戦は中止に。日本代表チームは2020年3月にドイツ・ベルリンで開催された『世界選手権トラック2020』以来、実に1年2ヶ月ぶりの国際大会出場だ。

日本代表選手団は総勢33名(選手20名+スタッフ13名)と出場国中で最大規模で臨む。東京オリンピックを目前へ控え、日本のメダルラッシュが濃厚。

ネーションズカップ第2戦(香港)日本からの出場選手

この大会は新たな日本のトラックチーム『チーム楽天Kドリームス』の世界デビューの場ともなる。

バブル方式による隔離

この大会は「バブル」と呼ばれる、出場国が異なる選手やスタッフなどが接触をしない様、他スポーツの国際大会同様に入国から大会開催、出国までの期間において徹底的な隔離環境下へ置かれる。これにより、出場チームのメンバーは本来であれば香港入国時に義務付けられる21日間の隔離が免除される特別措置が講じられている。

日本代表チームも早朝に日本を出発。通常は東京から片道5時間半程度の近さである香港だが、複数回のPCR検査を経て、大会ホテルへ到着したのは深夜となった。

本番へ向けたトレーニング開始

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