2021年4月25日、伊豆ベロドロームにて「READY STEADY TOKYO」自転車トラック競技のテストイベントが実施された。東京オリンピックを見据えての本番さながらのレースには短距離選手を中心とした日本代表の選手たちが出場。東京オリンピックのトラック競技採用種目のテストが行われた。このテストイベントで行われたのは6種目、その中で日本が最も力を入れている男子ケイリン種目を制したのは”世界トップクラス”のパワーを誇る新田祐大。東京オリンピックに向けて順調に仕上げてきたことをアピールした。

この記事では東京オリンピックを控えて「ガチ」のレースを行った男子ケイリンのレースについてレポートする。

男子ケイリンに参加したのは東京オリンピック代表内定の新田祐大脇本雄太、この種目の全日本チャンピオンでもある深谷知広など日本代表の選手を中心にした17人。

ケイリンのルール

最大7人が同時にスタートし、トラック6周の先着を競うケイリン。3周目まではペーサーと呼ばれる風除けが選手たちのスピードを上げ、残り3周からスプリント勝負が始まる。勝ち抜けは大会や出場人数によって異なり、1着のみが勝ち上がる場合もあれば2着、3着までの時もある。

テストイベントの勝ち上がりは1回戦→(敗者復活戦)→準決勝(3着まで)→決勝/順位決定戦。

レースレポート

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