世界チャンピオン、オリンピックのスタートラインへ

2021年3月に日本競輪選手養成所を卒業した、内野艶和(うちのつやか)。日本人として史上初の、ジュニアカテゴリ ポイントレース世界チャンピオンである。

ガールズケイリンとトラック中長距離の二刀流。10ヵ月にも及ぶ養成所生活を経て、いよいよパリオリンピック出場へ動き出す、若きホープの心境を伺った。

内野艶和 インタビュー

Q:高校の自転車競技部を出てから、養成所に入所。そして卒業し、チーム楽天Kドリームスへの加入が発表されました。初めての所属チームがUCIトラックチームですね。

はい。チームに入るのは初めてで、まだ分からないことが多いです。しっかり結果を残せるように頑張りたいです。

Q:養成所を出てから2週間が経ちますが、生活や練習に変化は?

ナショナルチームのクレイグ(・グリフィン中長距離ヘッド)コーチから渡されているメニューをやりつつ、久留米競輪場でバンク練習をしています。

Q:短距離と中長距離の練習の比率はどれくらいですか?

ロードに乗る回数が多いので、中長距離練習の方が多いですね。

Q:ガールズケイリン選手としての初戦、「ルーキーシリーズ」に向けて準備は?

窪木一茂らデビュー戦『競輪ルーキーシリーズ2021(新人戦2021)』5月から全4戦スタート

養成所での練習や、地元の先輩方と練習させてもらっている中で、ダッシュ力などの不足を実感しています。少し焦りもありますが、自分のペースで着々と頑張っていけたらと思います。

あと、初めての開催なので、検車などの流れに戸惑っちゃうかもしれません。実習では教官の指導を受け、他の候補生もいたから出来た部分があります。でも次は自分1人で行くので・・・。

養成所生活を経て

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