2021年1月26日、BEAT Cycling Club JAPANがメンバー向けにニュースレターを配信した。
その内容には、世界選手権で通算5個の金メダルを獲得しているテオ・ボス(Theo BOS)の運命を決める日が1月28日になると記載されている。
これまでMoreCADENCEではオランダ代表男子短距離東京オリンピック内定者を3人お伝えした(ハリー・ラブレイセン/ジェフリー・ホーフラント/マティエス・ブフリ)。
しかしオランダにはもう1つ、4つ目の枠があり、この最後の枠は2021年の6月に決定との情報を得ていた。
それが急遽1月28日に予定変更となったわけだ。最後の1枠はオランダ代表のチームスプリント第1走者となる。
東京オリンピックに向けた最終選考に名乗りを挙げたのはテオ・ボス、ロイ・バンデンバーグ、そしてニルス・ファンフンダダールの3人。この3人が現地28日にタイムを競い合い、最もタイムが良かった選手が東京内定選手となるとのことだ。
ここまでテオ・ボスの第1走としてのタイムは公式発表されていない。
だが激しいトレーニングを積んできて、来るべき日に備えてきたことは、自宅近くと思われる場所にスターター(発走機)を用意したことからもうかがうことが出来る。
では残りの2人のタイムはどうだろうか?過去の世界選手権からタイムを比べてみよう。
ロイ・バンデンバーグ 17秒059(2020年世界選手権)
ニルス・ファンフンダダール 17秒047(2018年世界選手権)
この記録をみる限り、コンディションが万全であれば、2人の実力は拮抗していると言えるだろう。そしてどちらの選手も世界のトップを争うタイムを記録している(※17秒1を切れれば超一流です※)。今回はそのタイムにテオ・ボスが挑む形になる。
果たして男子短距離世界最強のオランダチーム、その最後の1枠を得るのは誰になるのか。
BEAT Cycling Clubからの情報を待とう。