「Cycle Speedway」とは?

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肘、肩アリの短距離レース

Great Britain v Australia - Womens & Mens Ashes Test: Cycle Speedway OXFORD, ENGLAND - JULY 27: Riders break from the start as the tapes fly up during the Great Britain v Australia - Womens & Mens Ashes Test: Cycle Speedway, racing on the 68.9 metre shale surfaced Horspath track on July 27, 2015 in Oxford, England. (Photo by Alan Crowhurst/Getty Images)

Photo by Alan Crowhurst/Getty Images

1レースで4人で、1周70m〜90mのトラック4周で争われる。フィニッシュ時の着順によってそれぞれポイントが与えられ、複数回のラウンドを経て最終的に最も多くのポイントを獲得した者が勝利となる。

着順ポイントは以下の通り:
1位 4ポイント
2位 3ポイント
3位 2ポイント
4位 1ポイント

レースはチーム種目と個人種目の2種目がある。

【チーム種目】
2人組の2チーム、計4人で争われ、最も多くポイントを獲得したチームが勝利となる。

【個人種目】
1レースに4人が出場。出場者全員とマッチするよう総当たり戦(ラウンドロビン方式)でレースが組まれ、最も多くポイントを獲得した選手が優勝となる。

また、走行中に相手選手との肩や肘の接触も認められており、競輪のような肉弾戦も観ることが出来る。

使用バイク

使用されるバイクはシンプルで頑丈なもの。ギアは変更できずブレーキも無く、フリーホイール(ピストの逆で、足を止めても進む)のバイクだ。ピストバイクのようなフレームに、ハンドルはママチャリのように湾曲したもの、荒れ地に強いブロックタイヤが装着されている。

パッと見近所で走ってそうな和やかなバイクだが、レースでの接触を考えるとシンプルな構造である理由も分かる。

また選手にはヘルメット及び長袖長ズボンとフルフィンガーグローブの着用が義務付けられており、安全を考慮して肘・膝パッドの使用も認められている。

地域密着スポーツとしても

Cycle Speedwayは日本における地域野球チームのように、イギリスの各地域にクラブチームが存在している。

老若男女入り混じるアットホームな雰囲気で競うこともあれば、世界選手権クラスの競技色が強いレースのことも。そんな場合には、白熱した戦いを観ることが出来るだろう。

参照:BBC NEWS,Le Fevre Cycle Speedway, British Cycling