世界選手権、トラックワールドカップ、大陸選手権・・・自転車トラック競技には様々な国際大会があるが、この競技に触れたことが無い、観たことが無い方には少しややこしいかも。そこで本記事では、国際大会の種類をまとめてご紹介していく。

大会に意味をつける、UCIポイント

自転車競技の国際連合である「UCI」。UCIでは大会に階級(クラス)をつけ、そこでの成績によって選手・国にポイント(UCIポイント)を加算し、「UCIランキング」を作成している。

世界中で開催される大会はそれぞれクラス分けされており、上位クラス(出場難易度が高い)大会ほど獲得ポイントが大きくなる仕組み。一定のポイントを持っていなければ、世界選手権などの大きな大会には出ることもできない。つまり選手にとって「UCIポイントが獲得できる大会で好成績を残すこと」が大切なのだ。

UCIランキング対象となる大会

UCIポイントが獲得できる大会の獲得ポイント(5位まで)は以下の通り。

順位 世界選手権
オリンピック
ネーションズカップ 大陸選手権 Class 1 Class2
国内選手権
個人種目
マディソン
1 1000 800 600 200 100
2 900 720 540 180 90
3 800 640 480 160 80
4 750 600 450 150 75
5 700 560 420 140 70
順位 世界選手権
オリンピック
ネーションズカップ 大陸選手権 Class 1 Class2
国内選手権
団体種目 1 500 400 300 100 50
2 450 360 270 90 45
3 400 320 240 80 40
4 375 300 225 75 37.5
5 350 280 210 70 35

※個人に与えられるポイント数(マディソン、団体種目のチームとしての獲得ポイントは×人数で算出)

UCI「Rules and regulations」3.3.010 UCI Individual Ranking(p55〜)(PDF)

オリンピックと世界選手権は最高格の大会だ。獲得できるUCIポイントが同一で、最も高い。

今回はこの中でも、オリンピック、世界選手権、ネーションズカップ、大陸選手権について解説していこう。

UCIポイントとは?公認レースの種類には何がある?

「世界一の舞台」オリンピック・世界選手権

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