チャンピオンジャージが見られる大会

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世界中のチャンピオンジャージが見られるのは?

Final / Women's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

日本で見られる大陸選手権者ジャージは、アジア選手権ジャージのみ。でもヨーロッパやオセアニアのチャンピオンジャージも見てみたい!

チャンピオンジャージに着目してレースを楽しむのであれば、より様々なモデルを一度に見られた方が嬉しいところ。そんな願いを叶えてくれるのが以下の大会だ。

・UCIトラックワールドカップ(ネーションズカップ)
・UCIトラックサイクリングワールドリーグ

UCIトラックワールドカップ

国の代表として世界一を目指すというより、世界選手権や大陸選手権への出場権を賭け世界中の選手たちが競い合う場としての特徴が強い「UCIトラックワールドカップ」。本大会では、大陸・世界選手権者ジャージの着用が認められている。

1st Round / Women's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP V, Brisbane, Australia, Luz Daniela GAXIOLA GONZALEZ MITCHELL Kelsey ルス・ダニエラ・ガシオラ・ゴンザレス Robyn STEWART ロビン・スチュワート LEE Wai Sze リー・ワイジー 李慧詩 太田りゆ Anastasiia VOINOVA アナスタシア・ボイノワ LIN Junhong

各国代表選手の中アルカンシェルで出場するリー・ワイジー/女子ケイリン

異なる大陸のチャンピオンジャージや、世界中のアルカンシェル保持者が一堂に集う貴重な場。各大陸の特色があしらわれたジャージや、国ごとに微妙に違うアルカンシェルを見比べてみるのも面白いかもしれない。

Finals / Men's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

左からヨーロッパチャンピオン ジェフリー・ホーフラント、世界チャンピオン ハリー・ラブレイセン/男子スプリント

なお「UCIトラックワールドカップ」は2019-20シーズンをもって終了し、2021年春より後継となる「UCIトラックネーションズカップ」が新たに開催される予定だ。現時点では着用ジャージ等を含む正式な規定の不明点が多いため、本記事では前身大会を参考にしている。

UCIトラックワールドカップ後継「UCIネーションズカップ」とは

UCIトラックサイクリングワールドリーグ

UCIトラックネーションズカップと同様に、新たに生まれる「UCIトラックサイクリングワールドリーグ」(2021年秋より開催予定)。こちらは、2020年3月に発表されたUCIの声明に

「出場者は所属する国の国旗を取り入れたジャージを着用し、現行の世界選手権者はその保持する現行のレインボージャージを着用する」

と明確な記載があり、声明文上では少なくとも世界選手権者ジャージ(アルカンシェル)の着用が認められている。

出典:「UCI Track Cycling World League」

UCIがディスカバリー社と共にトラック競技の新リーグ「トラックサイクリングワールドリーグ」を発表

世界選手権・大陸選手権では国旗を背負い、カップ戦やリーグ戦、国内選手権ではチャンピオンの証を背負う。

トラック競技を観戦する上で、楽しみ方の参考にしていただけたら幸いだ。