2020年11月11〜15日(現地時間)『2020UECトラックヨーロッパ選手権』がブルガリア中部に位置する第2の都市プロヴディフで開催される。コロナ禍における開催であり、オランダやフランスなどが欠場。それでも東欧州諸国を中心に男女合わせて計21ヶ国が出場予定だ。
本記事では注目国および大会プレビューをお届けしていく。
#UECprepares 🔜
Everything you need to know about #EuroTrack20 in #Plovdiv 🇧🇬, 11-15 November 👉🏻 https://t.co/eWJkwA79Ci pic.twitter.com/h5HSi9Gmfk— UEC_cycling (@UEC_cycling) November 6, 2020
男子、2024への戦いの口火を切る
男子はロシアが参加国中で最多の22人がエントリー。デニス・ドミトリエフを筆頭にヤクシェフスキーら世界選手権の出場メンバーへ加え、多くの若手選手がエントリー。中長距離チームでは10月に開催された『UECジュニア/U23トラックヨーロッパ選手権』のマディソンで勝利したイバン・スミルノフとレフ・ゴノフへ注目したい。
オランダやフランスといったトラック強豪国が不在となる中、ドイツから唯一エントリーリストへ名を連ねたのが元世界王者/オリンピックメダリストのマキシミリアン・レビ。イギリスは中長距離チームのみがエントリーとなり、短距離種目でメダルを争うのはレビ、前述のドミトリエフ、W杯で深谷知広と激闘を繰り広げたポーランドのルディク、そしてリトアニアのレンデルが有力だろう。
チームパシュート強豪国のイギリスとイタリアのメンバーは若手の選手が多い様子。2020世界選手権トラックで世界記録を更新したデンマークも不在の中で、次世代の選手らがどういった活躍を見せるのかを注視したい。
繰り返しとなるが、今大会の出場選手は各国ともに若手選手を中心にエントリーしており、既に2024年パリオリンピックに向けた戦いが始まっているとも読めそうだ。
フリードリッヒが女子短距離種目を総ナメ ドイツがメダル獲得数トップで閉幕/UECジュニア・U23トラックヨーロッパ選手権