「短期登録制度」とは、トラック競技の一流選手を競輪選手として短期間登録し、日本の競輪でレースを行う制度。競輪のレースを通した国際親善と競技力向上を目的とし、2009年より始まった。その前身となる「国際競輪」が、1982年〜2007年に行われていた。短期登録の男子選手はS級2班、女子はL級1班所属となる。
例年、トラックワールドカップや世界選手権のケイリン決勝へ進出するような実力のあるトップ選手のみが招待されており、2019年は同年の世界選手権でケイリン世界王者となったマティエス・ブフリ、銅メダルのシュテファン・ボティシャー、スプリント元世界王者のマシュー・グレーツァーや、女子選手ではマチルド・グロ、ロリーヌ・ファンリーセンといった錚々たるメンバーが来日・参加していた。
なお2020年はオリンピックの予定や新型コロナウイルス感染症の影響もあり、実施されていない。
・・・要するに短期登録制度とは「世界のトップ選手の走りを、日本の競輪場で見ることができる」という制度。国際競輪時代も含めると長い歴史があるため、トラック競技のレジェンド的存在も、過去には日本の競輪で走っている。
本記事ではそのうちの何人かをご紹介しよう。
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