若手レンデルが現世界王者ドミトリエフを破る
決勝戦はドミトリエフと22歳の若手レンデル(リトアニア)の対戦。一本目をドミトリエフが先行して制し、2本目も先行でストレート勝ちするかと思いきや、レンデルが追い上げての勝利。金メダルの行方は3本目へともつれ込むも、再びレンデルがこれを制し、現世界チャンピオンを破っての金星を上げた。
「今回は自信を持って積極的に自分のレースを作ることが出来た」河端朋之選手
今回の大会はどうでしたでしょうか?
予選は4位上がり、ベストタイムが出たこともあり、自分でも納得がいってます。
これまでは対戦になってから、なかなか勝てなかったのですが、今回は自信を持って積極的に自分のレースを作ることが出来ました。
ただ、先行ばかりでどんどん脚を消耗していったので、その辺りの脚力の強化と、戦法もまだまだ考慮する必要があると思います。
正直1/4決勝でカナダの選手と対戦し終わった時にかなりキツイ状態だったんですが、途中でブレイクタイムが1時間半ほどあって少し回復しました。ただ練習以上に体がキツかったですね。
ドミちゃん(デニス・ドミトリエフ)と準決勝で当たりましたが、苦手意識などありましたか?
無いです。ドミトリエフ選手相手でも自信を持って自分のレースができたと思います。ただ仕掛けるタイミングや相手の引き寄せなど、もう少し落ち着くべきところは落ち着いた方が良かったと思います。
これからスプリントで向上してくにはどのような考えを持っていますか?
このレベルと強度は、練習では難しいので、出場した大会でしっかり勝ち上がり、本数をこなしていくことだと思います。
「世界選手権でレインボージャージを守る」デニス・ドミトリエフ選手
予選でレンデル選手が良いタイムを出していたから、最後に当たるかもと思っていました。今日は彼の方が強かったということだと思います。
世界選手権に向けた良いモチベーションになります。今日はいろいろと試してみたので、いつも通りの走りをしていれば勝てたかもしれません。「かも」とか「もし」とかは勝負なので言ってはいけませんがね・・・・。
いずれにせよ。これから更にトレーニングへ励み、世界選手権でこのレインボージャージを守れるようにしたいと思います。