ワールドカップ4戦で日本の女子団体追い抜き(チームパシュート)が銅メダルを獲得。第2戦のマンチェスター大会以来の2度目。

女子団体追い抜きは前日に行われた予選の結果、1回戦で日本はイタリアと対戦。勝てば決勝進出のレース。日本は昨日の予選で出場した梶原悠未がチームから抜けて、鈴木奈央古山稀絵橋本優弥中村妃智のメンバーとなる。

レースは序盤からイタリアが日本のペースを上回ってレースを進めていく。4kmのタイムを競うこのレース、日本は3km通過時にはイタリアを3秒ほど下回るタイムとなり、フィニッシュの4km時点でイタリアからおよそ5秒差となる4分29秒303でフィニッシュ(イタリアは4分24秒857)。

この結果、イタリアが決勝進出。そして日本は1回戦のタイムで全体の4番目となったため、銅メダルをかけて3位決定戦で銅メダルを争うこととなった。

銅メダルを賭けた中国との対決

迎えた3位決定戦、日本チームのメンバーは変わらず、対戦するのは1回戦でのタイムで日本を上回った中国(4分28秒084)。

スタートしてからの1km地点、日本は中国をおよそ1秒下回るペースで通過していく。続く2km地点。タイム差は縮まらず、およそ1秒の差。このままペースが変わらないのかと思い始めたところ、3kmを走り終える前に中国の選手が一人離脱。そして中国のペースが崩れていく。

隊列がどんどんと崩れていく中国へ対し、ペースを乱さない日本チーム。3km地点では1秒ほどあった差が0.3秒ほどに縮まり、日本が追い上げる。

最後の2周(500m)ほどで日本が中国を逆転し、そのまま差を広げていく。

結局最後は日本が先にフィニッシュ。フィニッシュタイムは4分28秒615秒。対する中国は4分33秒310となり、最終的には日本が5秒ほどの大差をつけての勝利し、第2戦のマンチェスター以来2度目の銅メダルを手中にした。

なお、優勝はニュージーランドでタイムは4分17秒804。2位はイタリアで4分19秒415。どちらも3位となった日本のタイムを大きく上回っている。

団体追い抜きチームインタビュー