カナダ・ミルトンで行われているトラックワールドカップ第3戦の男子ケイリンで、脇本雄太選手が決勝へ進出し、メダルへあと一歩の4位であった。7-12位決定戦へ回った新田祐大選手は9位、河端朋之選手は11位。

日本人全員が同組の2回戦、脇本が2着で決勝進出を決める

脇本は1回戦を2着で突破、新田、河端は2人とも1回戦は敗れたものの、敗者復活戦で勝ち抜き、3人ともに2回戦へ進出した。

男子ケイリン1回戦リザルト
男子ケイリン敗者復活戦リザルト

しかし、2回戦では日本人全員が同組での対戦となってしまう。出走メンバーは脇本、新田、河端の日本人3人と、アイラース(ドイツ)、バレッテ(カナダ)、ジョナウスカス(リトアニア)の6人。

レースは先導するペーサーが離れると、脇本を先頭に後続との車間が開く。その隙を見逃さず脇本が一気にペースを上げた。それを追うバレッテ、アイラース。河端と新田がその後ろにつく。

最終ラップに入っても脇本は先頭のまま。しかし追い上げてきたアイラースに捕まり、脇本は2着。河端も最後に追い上げを見せるも、前にいたバレッテを捕らえきれず、惜しくも4着。新田がその後ろに続き5着という結果であった。

この結果、脇本は決勝へと進出。河端、新田は7-12位決定戦へと回った。

男子ケイリン2回戦リザルト

あと一歩で表彰台だった決勝

男子ケイリン決勝、脇本が出場するレースのメンバーは、ペルビス(フランス)、オリバ(イギリス)、ラブレイセン(オランダ)、バレッテ(カナダ)、アイラース(ドイツ)といずれも強敵。

レースはアイラース、ラブレイセン、オリバ、脇本、ペルビス、バレッテの並びでペーサーが離れると、先頭のアイラースがスピードを上げながら後続を牽制して進んでいく。

アイラースの後ろに構えていたラブレイセンが最終周回で前に出ると、オリバもその動きに合わせて追走、脇本は集団の中に包み込まれるような形となった。

それでも最後の半周で強引に中から抜け出し、脇本は外から勝負をかける。最終コーナーを回って最後の直線勝負になるも、先着はラブレイセン、アイラース、オリバ、そして僅差で脇本が4着。表彰台まであと一歩のレースであった。5着はベルビス、6着に地元カナダのバレッテ。

男子ケイリン決勝リザルト

今までで一番メダルに近いレースだった