2月29日、ドイツ・ベルリンで実施している『世界選手権トラック2020』の大会4日目に男子オムニアムが行われ、ベンジャミン・トマ(フランス)がワールドカップ第2戦での勝利に続き、自身2回目となる世界チャンピオンの座を得た。

日本からは橋本英也が出場し11位でこの種目を終えた。橋本の結果は振るわなかったものの、日本はこの種目でのオリンピック出場枠について”事実上”オリンピック出場権を得る結果となった。出場枠の獲得については正式な確定待ちとなる。

オムニアムルール

スクラッチテンポレースエリミネーションポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。

4種目で争われる男子オムニアム。日本からの出場はこの種目のエース橋本英也。

そして対戦相手は世界の頂点を決するに相応しい選手たちが揃った。

Scratch Race / Men's Omnium / 2020 Track Cycling World Championships

キャンベル・スチュワート(ニュージーランド)2019年 世界チャンピオン

Tempo Race / Men's Omnium / 2020 Track Cycling World Championships

エリア・ビビアーニ(イタリア)リオオリンピック金メダリスト

Scratch Race / Men's Omnium / 2020 Track Cycling World Championships

ベンジャミン・トマ(フランス)2017年世界チャンピオン

ラッセ ノーマン・ハンセン(デンマーク)ロンドンオリンピック金メダル、リオオリンピック銅メダル

ロジャー・クルーゲ(ドイツ)2016年世界選手権銀メダル

など

第1種目:スクラッチ