1月26日、カナダで実施されていた『2019-2020トラックワールドカップ第6戦』の女子オムニアムに、日本から中村妃智が出場。強豪たちとのレースを最終17位で終えた。優勝は前回大会に続いてジェニファー・バレンテ(アメリカ)。今シーズン3勝目となる勝利を挙げた。

オムニアム:レース進み方とポイントについて

スクラッチテンポレースエリミネーションポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。

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今大会には第1戦、第5戦で優勝したジェニファー・バレンテ(アメリカ)、2019年の世界選手権で銀メダルを獲得したレティシア・パテルノステル(イタリア)、2012、2016年の五輪でこの種目の金メダルを獲得したローラ・ケニー(イギリス)などが出場。日本からは中村妃智がエントリー。この種目は22人の選手たちによって争われた。

レースは優勝候補の筆頭だったローラ・ケニー(イギリス)が2種目目のテンポレースを終えたところで棄権。2種目目終了時までは暫定トップだったケニーが突如姿を消した。

その後の3種目目で存在感を示したのはジェニファー・バレンテ(アメリカ)とレティシア・パテルノステル(イタリア)。第3種目を僅差で終えた2人だが、最終種目のポイントレースでバレンテが他の選手たちを圧倒。最後にはバレンテ(134ポイト)が大差で優勝を決めた。2位はパテルノステル(114ポイント)。3位はエミリー・ケイ(アイルランド:104ポイント)。

日本の中村は最終17位(28ポイント)でこの種目を終えた。優勝したバレンテはこの種目の2連覇を果たし、シーズン初戦と合わせて今シーズン3勝を挙げる結果を残した。

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