女子チームスプリント

女子も男子と同じくポーランド(マルレーナ・カルワッカ/ウルスラ・ロス)が優勝候補筆頭だ。第4戦では銀メダル、第5戦で金メダルと2戦連続でメダルを獲得したコンビが第6戦にもエントリー。短距離で勢いに乗るポーランドが男女アベック優勝を飾る可能性もある。

対抗馬は第2戦で33秒前半のタイムを出し、4位に入っているリトアニア(シモーナ・クルペツカイテ/ミグレ・マロザイテ)や、昨年の世界選手権で同じく33秒前半を出して4位の結果を残したメキシコ(ジェシカ・サラザール・バレス/ユリ・べドゥゴ・オスナ)か。

持ちタイムとしてはポーランドが一枚上手であるものの、リトアニアとメキシコはまさに実力伯仲と言える。メダル争いが激化しそうだ。

Lithuania

女子スプリント

女子のスプリントと言えば、昨年度世界選手権で3位銅メダルのマチルド・グロ(フランス)の名が上がるだろう。しかし、2019-20シーズンのスプリントでは第1-2戦共に12位とその実力を発揮する事が出来ていない。世界選手権前に復活の糸口を見つける事が出来るか。

今大会の女子スプリントに出場する選手は実力が非常に拮抗している。オランダのロリーヌ・ファンリーセンは昨年の世界選手権7位と第1戦で7位。リトアニアのシモーナ・クルペツカイテは第1戦で8位。

また、ジェシカ・サラザール・バレスとルス・ダニエラ・ガクシオーラ・ゴンサレスというメキシコの両名は第3戦で7位と8位だ。この中の誰がメダル争いに絡んできてもおかしくない状況であり、誰がポディウムに上がるのかの予想が全く出来ない。

女子ケイリン

第5戦のケイリンで金メダルを獲得したマルタ・バヨナ・ピエダ(コロンビア)が本大会にもエントリー。今シーズンは第1戦でも4位に入っており、決してまぐれではない。勢いに乗る新女王候補が今回はどんな走りを見せるのだろうか。

ケイリンでも第1戦で銀メダル、第2戦で銅メダルと今シーズン既に2枚のメダルを獲得し、昨年の世界選手権では決勝も走っているマチルド・グロ(フランス)がバヨナに待ったをかけるのか。

第4戦で4位に入っているクリスモニータ・ドウィ・プトリ(インドネシア)や第3戦で銀メダルを獲得し第4戦では5位のリウボヴ・バソワ(ウクライナ)らも本大会のメダル争いに絡んでくるポテンシャルを持っている。新たなスター誕生の気配が女子ケイリン界に漂っている。

女子エントリーリスト:PDF