脇本雄太コメント
Q:優勝したアワン選手が真後ろに付いていましたが、嫌な感じだったのでしょうか?
もちろんです。でもそれ以上にグレーツァーの動きを気にしすぎてしまったと思います。
Q:先頭で始まってしまいましたが、くじ運の悪さは感じますか?
先頭で始まる時の対処の仕方が不慣れというのが大きいのかなと思っています。
Q:ブノワコーチも苦笑いというか、難しい顔をしていましたが、その辺りは?
自分の中での走りというのはこれが全てというわけではありませんので、今後に繋がるレースだとは思います。このようなことがあるということを頭の中に入れてレースを行わないといけな、そう思いました。
Q:準決勝でもグレーツァーと一緒で、彼は同じような走りをしてきましたが、そこの対処は?
レースの中ではグレーツァーの対処に失敗したなという部分がありました。失敗を経て、今度は修正しようと思ったことが裏目に出た感じです。
Q:次のレースへの課題は?
自分が先頭を取った時のリスクの取りかたが甘かったと思っています。もっとペースを落として立ち回ることも出来たと思います。もっと相手に対して嫌なことをしなければいけないと思います。また頑張ります。
アジズルハスニ・アワン コメント
Q:今の気持ちは?
とても嬉しいです。前回の香港大会が今シーズンの初参戦だったので荒いレースになってしまいましたが、ここではコンディションが上がると分かっていました。決勝では勝てるチャンスがあると思っていましたが、的確な戦術が必要でした。今回勝てたことは東京オリンピックでの戦いに大きなモチベーションを与えてくれます。
Q:アジア選手権のリベンジを果たしたという気持ちはありますか?
特にそういった感情はありません。脇本選手を含めた日本の選手たちとレースをするのをいつでもエンジョイしていますよ。今シーズン日本の選手たちのレベルはとても上がっています。僕と日本の皆でアジアのレベルを上げているんです。5年前にはヨーロッパの選手たちとアジアの選手が戦えるなんて、見ることが出来ませんでしたからね。
Q:今日は脇本選手の後ろ、2番手でしたが良い位置でしたか?
どこかで前に出なければと考えていたので、良い位置でした。更に後ろから位置を上げるには体力を使ってしまいますし・・・・ただ、グレーツァーやドミトリエフが後ろで控えていたのも気にしていました。彼らが前に来ると思っていましたが、上がって来ませんでしたね。残り1周半で後ろを見た時に「ここでいかないと勝てない」と思って、最後は全力で走りました。結果は幸運にも勝つことが出来ましたね。とても嬉しいです。
Q:最後は得意のウィリーでしたね!
2017年の世界選手権以来のウィリーさ(笑)!観客も喜ぶし良いでしょ!
マシュー・グレーツァー コメント
Q:甲状腺ガン治療からの復帰というか治療中と聞いていますが、その中で銅メダル獲得。もはや病人には見えないのですが・・・・・
決勝に行けただけでもハッピーだよ(笑)プレッシャーも感じなかったし、リラックスして走ることが出来たね。表彰台に乗れて嬉しいよ!自分でもびっくりする位調子が良いよ!
Q:車間を空けたのは戦術ですか?
そうですね。戦術というか他の選手たちに僕が何をするのか心配させたかったんだ。ただ、決勝では車間をあけ過ぎちゃったけどね(笑)でも全てがレッスンの機会だし、オリンピックに繋がるレースだと思うから、良い経験が出来たよ。
日本の競輪で培った戦術をこの場で試して経験を積んでる段階だね!脇本は先頭のくじを引いてしまって不運だったよね。でも先頭でのスピードは凄かったし、とても強かったよ。
Q:今後の予定は?
次の第5戦、オーストラリアの大会に出てから精密検査を受ける予定だね。そこで自分の容態がどうなるのかわかるけど、問題無ければと思ってるよ。