第1次抽選、追加抽選がすでに行われている東京2020オリンピック観戦チケット。待望の第2次抽選が開始されている。
「当たるかわからないし、多めに申し込んで、もし余ったらヤフオクで売ればいいや!」
「観に行くつもりはないけど人気種目は申し込んでおこう。転売したらいい値段になりそうだし!」
・・・そんなことを考えている人がもしいるならば、今一度公式サイトの「チケットのルール」のページに目を通していただきたい。
東京2020観戦チケットの転売は禁止されています。
購入いただいた東京2020観戦チケットをオークションサイト等で転売することは、禁止されています(2020年春以降開始予定の公式リセールサービスを除く)。
オークションサイト等に出品されたチケットは、全て無効化され、そのようなチケットでは会場に入場できませんのでご注意ください。
なお、以下のサービスでは、東京2020観戦チケットの出品は運営会社により禁止されています(五十音順)。
東京2020観戦チケットを出品禁止とするサービスは、今後も増える可能性があります。フリマ・オークションサービス事業者
「メルカリ」(運営会社:株式会社メルカリ)
「ヤフオク!」(運営会社:ヤフー株式会社)
「ラクマ」(運営会社:楽天株式会社)チケット仲介サービス事業者
「チケジャム」(運営会社:チケットジャム株式会社)
「チケットストリート」(運営会社:チケットストリート株式会社)
「チケット流通センター」(運営会社:株式会社ウェイブダッシュ)
-公式サイト「チケットのルール」
「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」が成立・施行されており、東京2020大会のチケット不正転売は、法律によって禁止されている(違反者には1年以下の懲役、または100万円以下の罰金、またはその両方が科される)。今年6月に施行された法律だが、10月には初の適用があった。
「嵐」チケット転売疑い=禁止法初適用、女を書類送検-大阪府警| 時事ドットコムニュース
とはいえ「転売が違法なことはわかった。でも、後から都合が悪くなって行けなくなった場合はどうすれば・・・?」ということも起こるかもしれない。そんな時のために今のうちから知っておいてほしいサービスが「リセール」。今回の記事ではリセールサービスについて説明する。
リセールサービスとは?
リセールサービスとは、公式サイト内で行うことができる「チケットの定額譲渡」だ。チケットを譲渡したい人が公式サイト内で手続きをすると、そのチケットは一時公式のお預かり状態となる。同じようにチケットを購入したい人も事前に登録をしておく。希望するチケットがリセール出品されていた場合はマッチング、リセール成立となり、預けていたチケットは購入希望者の元へ渡ることとなる。
リセールが成立した場合は名前も知らない誰かにチケットを譲ることになるが、購入者は不正転売で購入した他人の名前が記載されているチケットではなく、正々堂々と自分の名前で入場できることになる。(入場の際に身分証の提示を求められる可能性もあるため)
注意1:手数料がかかる
リセールサービスを使用することによって、チケット出品者は定額でチケットを譲ることができるが「成約の場合は手数料がかかる予定」と発表されている。
現在その手数料の金額は発表されていないが、参考までにチケット販売大手の「チケットぴあ」のリセールサービスを見てみると「チケット定価の10%+270円」となっている。
注意2:期間が限られている
リセールサービスは「2020年春以降からのサービス開始」と発表されている。リセールの出品の申し込み期間、購入希望の申し込み期間を見逃さずに、きちんと手続きをする必要がある。
転売が禁止であること、そしてリセールの制度についてお伝えした。選手たちがルールを守りクリーンなアスリートとして戦うオリンピック、観る側も同じような姿勢でオリンピックを楽しんでいただきたい。
尚、オリンピックチケットの2次抽選申し込みは11月26日までとなっている。
詳しくは公式サイトにて
自転車競技種目の開催スケジュール