イギリス・グラスゴーで開催されていた『2019-2020トラックワールドカップ第2戦』。11月10日の最終日には女子マディソンが行われた。優勝は世界チャンピオンのオランダチームを破ってのオーストラリアチーム。日本は梶原悠未と中村妃智の2人で臨み11位でフィニッシュした。
2人1組となってポイントレースを行う“マディソン”。チーム内で交代をしながらレースを進めていき、獲得ポイントの合計が最も高かったチームが勝ちとなる。レースはトラック120周30kmで争われた。
女子マディソンに参加したのは17チーム34人。2019年の世界チャンピオンチームで参戦したオランダ(ウィルト/ピータース)、地元の強豪イギリス(アーチボルト/バーカー)、そして世界選手権でオランダに僅差で敗れたオーストラリア(バーカー/エドモンソン)などが出場。日本からは梶原悠未と中村妃智の2人がコンビを組んで参加した。
未だ発展途上の種目と言える女子マディソンは、強豪チームを含める落車が多発しながらも進んでいく。
オーストラリア、オランダ、イギリス、そしてロシアの4チームがほとんどのポイントを獲得していく展開の中、際立って強かったのがオーストラリアで全12回のポイント周回中6回を1着で通過しポイントを量産していく。
途中で暫定トップのオーストラリアが落車に合うなどトラブルが発生するも、最初から最後までリードを保ったオーストラリアが逃げ切って優勝。
2位に地元のイギリス、そして3位に世界チャンピオンチームのオランダという結果となった。尚、日本チームは集団内で遅れを取ることはなかったが、ポイント獲得には至らずに最終ポイントを0として11位の順位でレースを終えた。