オリンピック前の最後のシーズン開幕戦、男子オムニアムを制したのは窪木一茂。
4種目の混成競技オムニアム。男子に出場したのは計15人でベルギー、香港などから強豪も出場した。日本からは窪木一茂、今村駿介、小林泰正、新村穣、原田裕成の5人が参戦。
1種目目:スクラッチ
トラック40周、計10kmで争われるスクラッチ。単純に一番速く10kmを走れば勝ちとなる。
レースは2つの集団に分かれて最後の1周へと入ると、前の集団にいた窪木が最後の1周で先頭に立ち、1着でフィニッシュラインを駆け抜けた。2着はギス・ロビー(ベルギー)、3着はチェン・キンロ(香港)。今村は6着、小林は9着、原田が11着、新村は13着。
2種目目:テンポレース
毎周回先頭でフィニッシュラインを通過すると1ポイントを得ることが出来、その通算ポイントで順位を競うテンポレース。男子は合計36回のポイント獲得チャンスがあるレース(その他メインとなる集団を1周追い抜くと20ポイントを獲得)。
序盤はレン・チュンウィン(香港)が逃げての16ポイントを一気に獲得。その後は窪木、今村、デ・ケテル(ベルギー)らがポイントを分け合い、1位はレン、2位にデ・ケテル、3位に窪木、4位に今村となった。
3種目目:エリミネーション
2周に一回、最後尾の選手が除外されていき、最後は1対1の戦いとなるエリミネーション。
日本勢は原田を除き残り7人となる時点まで残るが、そこから立て続けに新村、今村、小林と除外されていき、残った4人は窪木、ギス、デ・ケテル、レン・チュンウィンとなる。まずはレンが除外され、残るは3人。この時点で大きく逃げていたデ・ケテルが逃げ切りをほぼ確定させ、2位争いをした窪木だが、スプリント勝負に敗れてこの種目を3位で終えた。