2026年6月12日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026全日本選手権トラック』。
本記事では、大会3日目の14日に実施された女子マディソン(男子ジュニアマディソンとの混走)の様子をお伝えする。

マディソンとは?

2人1組での出走、交代時の手つなぎリレーが特徴的な種目。10周ごとのスプリント周回で1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられ、最終的な合計ポイントが多いチームが勝利となる。

本来であれば、女子エリートカテゴリーのみで行われるはずだが、チーム数が毎年少ないことが悩ましい状況となっていた女子マディソン。そこでナショナルチームのダニエル・ギジガーエンデュランスコーチの要請により、より高い強度でのレースの実施と、今後の育成の両方の面を含めたレースが可能ということで、女子エリートと男子ジュニアの混走が初めて実現したレースとなった。

内野艶和&垣田真穂の「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」、池田瑞紀&水谷彩奈の「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-2」チームに加え、松田奏太朗&倉谷侠俐の「Junior-1」、沢野司&落合隼の「Junior-2」チームが出場した。

※今回は混走のため、女子マディソンのみ正式種目として扱われ、男子ジュニアはオープン扱いとなった※

見せるレースを展開し、レースにも勝負にも勝つ

レースは80周、20kmで行われ、ポイント周回は8回。(フィニッシュ時のみ獲得ポイントは2倍)。

序盤は、「Junior-1」チームが優勢。2回目までのポイント周回を1着で通過し、全体をリードする。

しかし、3回目のポイント周回直前で「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」の内野艶和が会場を沸かせるスプリントを披露する。その勢いで3回目、4回目のポイント周回を1着で同チームが獲得した。

レースの前半戦では「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」は合計15ポイント、「Junior-1」は合計16ポイントと、1点差。その後は、両チームが交互に1着を獲り合う流れにとなり、会場のボルテージが上がっていく。

残り10周のポイント周回を終えての暫定ポイントは「Junior-1」`(29ポイント)、「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」(26ポイント)、「Junior-2」(13ポイント)、「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-2」(9ポイント)。

この時点で、「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」のエリート女子カテゴリー内での優勝は事実上確定していたが、このレースは出場4チームの戦い。

最後のポイント周回は1着が10ポイント、続いて6,4,2ポイントを獲得できるため、「Junior-1」と「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」の争いは先着した方が勝ちとなる。

しかし残り5周を切って、トップ争いと関係のない「Junior-2」がアタック。そして「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」が追っていくが、「Junior-1」は離れていってしまう。

最終周回で「Junior-2」をかわした「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1」が最後は1着。合計を36ポイントとして「Junior-1」(33ポイント)を逆転し、4チームのトップ、そして女子エリートマディソンのトップに輝いた。

女子マディソン リザルト

順位 所属 選手名 合計ポイント
1位 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-1 内野艶和
垣田真穂
36
Junior-1 松田奏太朗
倉谷侠俐
33
Junior-2 沢野司
落合隼
19
2位 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR-2 池田瑞紀
水谷彩奈
11

最終リザルトPDF

選手インタビュー

1/2 Page