イギリス・スコットランド出身のケイティ・アーチボルドが現役引退を発表した。2026年7月に行われる『コモンウェルスゲームズ』にスコットランド代表メンバーとして選出されていたが、それを待たずしての引退となった。
オリンピックで3つのメダル、国際大会のメダル獲得数は51個。
『東京2020オリンピック』マディソンで金メダルを獲得
アーチボルドは、19歳の時に初めてイギリスの長距離代表チームに選出され、代表デビュー戦でチームパシュートの一員としてタイトルを獲得した。
そこから13年間で世界選手権、ヨーロッパ選手権、コモンウェルスゲームズ、オリンピックで合計51個のメダルを獲得。その中には、『リオデジャネイロ2016オリンピック』チームパシュートでの金、『東京2020オリンピック』のマディソンで金、チームパシュートで銀に加え、世界最多となるヨーロッパ選手権での21個の金メダルが含まれている。
2016年のバイク事故による靭帯断裂、2024年には自宅の庭で転倒する不慮の事故でパリオリンピックへの参加を断念するなど、長年の成功の裏には数々の挫折もまた経験している。
看護への情熱を見出し、競技を離れる決心
イギリスのBBCに「サイクリングが私にもたらした全てのことを考えると、目眩を起こしそうなほどです。自分がサイクリストではない未来は想像できませんでした。それほどまでにこの競技に夢中でした」とコメントを寄せた。
一方で「現実世界への憧れは前からあったけど、慣れ親しんだ愛着のある世界、自分が得意なことを手放すのが怖かった。明確な答えではないけれど、今はもう怖くないから。ただ今がその時なんだ」と次の世界へチャレンジする決心を語った。
アーチボルドは看護師を目指して、現在研修を受けているという。「数ヶ月までに初めての研修を終えたばかりですが、困っている人が頼れる存在になれたことは、本当に特別な気持ちです」と新たな仕事に“すっかり夢中”になっているそうだ。
イギリスで最も多くのタイトルを獲得した自転車競技者の1人として。そしてスコットランドで最も多くのタイトルを獲得した女性アスリートとして、彼女が残した偉大な功績を振り返っていただきたい。
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